鼻風邪?喘息?RSウイルス感染症

RSウイルス感染の方が増えてきました。
あまり聞きなれない名前と思いますが、実は1才までに約半数の方が感染するという非常に多い感染症なのです。

でも、要注意!1ヵ月未満のお子様だと無呼吸といって呼吸を止めてしまう発作が出たり、重症化して肺炎にさせたりと、ちょっとやっかいなウイルスなのです。


どんな症状?

圧倒的に鼻水で始まることが多いです。
大人でも普段の風邪よりもひどい鼻風邪になります。
小さな子では、喘息のようなゼイゼイをさせてきたりもします。

また、喘息をお持ちのお子様では発作を誘発したりします。鼻がのどに垂れこんでせき込みを起こしてくることもまれではありません。
高い確率で中耳炎などの合併症もよく出ます。

免疫ができにくいのが特徴で、長引いたり何度もかかったりします。


どんな時が受診時?

多少の鼻水程度では受診の必要はないと思います。
ただ、鼻をかめない年齢の方ゼイゼイしている方せき込みがある方受診をお勧めします。また、鼻水に色がついて熱が出たようなときは、中耳炎かもしれません。


どんな治療をするの?

症状に合わせてお薬を相談します。
場合によっては鼻止め(抗ヒスタミン剤)を飲まないほうがいい時もあるんですよ?
症状に合わせたお薬をカスタマイズできるのがクリニックの利点です。

また、適時鼻を吸うのも有効な手段の一つです。
どんぐりキッズでは適時お鼻吸いもいたします。

もちろん、ゼイゼイしたら気管支拡張剤の吸入等も必要になります。

また、中耳炎になっているかどうかは、おうちではなかなかわからないと思います。
診察で確認させていただきます。


その他、ご質問等おありの方は、気軽におっしゃってくださいね。

一部報道できつめの表現があったようですが、毎年流行する非常にポピュラーなウイルスのため、過度に怖がる必要はありません。

今年から1歳未満のお子様、シナジス投与中のお子様に限り、検査が可能になりました。
ご希望の方は診察時におっしゃってください。


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