院長コラム
スティチは悪い子じゃない。悪いことをしてしまっただけ
院長コラム 7月9日
実写版スティチ、見た方いらっしゃいます?お勧めですよ。
それはともかく、表題はその中のリロという女の子のセリフ。
リロ自身も、その困窮した生活と生来の変わり者のせいでいじめられ、仕返しをするたびに大人に怒られ、自分は悪い子なんじゃないかと悩むと姉が同じことを言って励ましていた。
アニメではよく出るこのセリフに、映画でハッとさせられた。
行動を叱り、人格を責めないとうのは人の叱り方の基本であるが、私はできていただろうか?
私事ではあるが、娘が中学で友達とちょっとした喧嘩をしたが、相手がPTA会長の娘だったため、学校の教師共(軽蔑しているのであえて共としますが)からいじめられ、ひどい目に合った事があった。
まあ、校長が無治療のADHD、いわばトラン◯大統領のような人で、王様になった彼が、白と黒でしか判断できず、うちのこを「悪い」と決めつけて権力で抑えに来た結果他の教師共も従ったというものだ。
今ではそのクソ教師共から離れられて、尊敬できる先生方のもと楽しい高校生活をおくれている。
最近、その子が、「先生達から怒られるたび、自分が悪い子なんじゃないかって思ってたよ」と言い出した。
びっくりした。と、同時に、本人が自己肯定感をしっかり持ってくれていることに安心した。今の先生方のおかげだ。
喧嘩の責任は10対0ではありえない。
双方必ず問題があったはずだ。例えうちのこが9悪かったとしても、叱り方は悪いことをしたことについて叱らなければいけない。
それがあの放置されたADHDには理解できなかったのだろう。無理もない、それが彼の能力の限界なのだから。
改めて発達障害の子達が生きやすくなるような療育は必要なのだと思う。そして、リロの一言を、ちゃんと自分の子に言ってあげられてなかった反省をした。
今いじめにあっている子どもの親御さん、育児に困っている親御さんに是非伝えたい。今はホントに辛くて、どうしようもなくて、子供との接し方に困っていることだと思う。
でも、子供は大人になる。いつかちゃんと客観的に今のことを見れるようになる。
その日のために、その子を愛してあげてください。
でも、いけない行動はいけない、良い行動は良いと、ちゃんと言ってあげてください。そしてそれはあなたの価値ではなく、あなたの行動の評価にすぎないことも伝えてください。
だって、大事なお子さんでしょう?
子供に今の学校を見つけたことは私の人生最大の快挙であったと今は思っていますが、本当は私自身がちゃんと伝えてあげなければいけなかったんだんだと反省しています。
皆さんは、どうかそうしてあげてください。
医療費
院長コラム 7月2日
以前にもこのコラムで書きましたが、OTC類似薬が有料になる件、ご存知ですか?
家は医療証あるから大丈夫とか、生活保護だから大丈夫ではないんです!
保険適応を外されるということは、医療証、医療券があっても有料ということなんです!
そもそも、丸乳、丸子、丸青と言う医療証は保険を通して、自己負担分を市が負担しますよというもの。変化の早い子供の病気が、お金がかかることによって受診が遅れないようにするための処置です。
でも、例えば解熱剤。40度の発熱があって、受診。クリニックではいつも通りお金は掛かりません。でも、じゃあ薬局と行ったら、お金がかかる。
は?!ってなりませんか?
で、当然苦情は薬局に向けられる。でも、決めているのは政府で、自民党と公明党です。
私個人的には子供の命の危険を増やす奴らは絶対に支持しません。
皆さんはどうですか?ばらまかれて魂売りますか?
寛容
院長コラム 6月23日
ニュースを見ていて違和感を覚えませんか?私だけなのかな?
永野◯郁さん、国分◯一さん、◯居君、好き寄りの人たちがバッシングされて不快以前に、前日まで100%いい人が、報道後100%悪い人扱いされる。
人間てそんなに100%な生き物でしたっけ?
あなたも私も100%いい人ですか?そんなことはない。いい面もあれば悪い面もある。それが人間。多様性。多様性があるから生物として生き残れる。画一的な生き物は変化に弱い。
何故他人の100%でない部分を許さないんだろう?
未だに時々姉妹喧嘩する娘たちは、どちらも相手への文句を私に言ってくる。まあ、聞くだけ聞いて、「100%どちらかが悪いってことはないよ」と言う。するとお互い考え出すようで、いつの間にか仲直りしている。
最近では夫婦喧嘩の時に同じことを言われると、100%相手が悪い気がするのだが・・・?
もとい、相手を許すことを今の私たちは忘れてきているのではないか?寛容を忘れてはいないか?
子どもたちは一人っ子が多くなり、兄弟喧嘩をしない。友達とトラブルと親が出て力で争う。まるで愚かなト◯ンプ大統領のようだ。
喧嘩するとそれっきり、決別。仲直りというプロセスを教えてないから、寛容さがない。勝ったか負けたか。いい人か悪い人か。あれ?日本人てそんなにバカだったか?
仲直りは、気まずい。ストレスだし、許してもらえるかもわからないからないから居心地が悪い。でも、許してもらうことで別の人を許せるようになる。自分は100%じゃない。相手も100%じゃない。
でも、友人でいられる。いい部分が好きだから。
子供の喧嘩は子供に任せよう。度が過ぎていなければ、自分達で考えさせよう。自分の子を守る事で、自分の子を愚か者にさせるべきが親じゃない。
その子が大人になったときに、人を許せる人でいさせるために。
OTC類似薬?!
院長コラム 6月16日
おひさです!すみません。
ちょっと書きたいこと溜まっちゃったので、まめに書いていきます。
OTC類似薬が保険適応外になるニュース見ましたか?
OTC類似薬が何か分からないと、ピンときませんよね?
皆さんのご存知のところで行くと、アレジオン、アレグラ、ロキソニン、カロナール、ヒルドイドなどでしょうか。
保険が通らないということは、自費になります。丸乳 丸子持っていてもです。 は?!って感じでしょう?
医療側としては、それでなくてもコロナ以降、市販薬で様子見る方が増えてて危ない危ないと思っているのに、何のために子供の医療費補助してもらっているのか全く分からなくなってくる。
お金の問題による受診控えをなくすためでしょう?
自分の経験では、突発だと思われて5日間様子を見られた乳児の髄膜炎や、大きい子で熱出して二日目に痙攣起こして搬送されてきて、やたら耳垂れが出るなと思って待てよ?!と検査したら髄液が耳から出ていたことか、兎に角早めに受診してくれればこんな事にはならなかったのにという経験、いくらでもあります。
大人は自己責任もあるでしょうが、子供の受診控えさせてはいけません。
折しも選挙前です。私たち無力な国民は、ノーと言う言葉を届けるのに、選挙で伝えるしかありません。
また馬鹿みたいに選挙前にお金配るなんてことを考える政治家が、本当に国民以外にお金配っていないと思いますか?
そもそもその配っているお金、私たちの税金だし。
お金あげれば投票してくれるって思われているなんて、国民をバカにしすぎてる。
人との付き合いもあるでしょう、頼まれてこの党に入れなきゃとかあるでしょう。保険適応を外された薬が適応が戻ることは絶対にありません。
付き合いのために、二万円のために今後ずっと薬代払いますか?
カスハラにあいました
院長コラム 5月9日
薬というのは自然の味がしない上、大人が作っているため美味しいコーティングをしていても、味覚の敏感な子供には決して美味しく感じないこともままある。なので本来薬が嫌いという方が当然かもしれない。
でも、一方で溶連菌、川崎病や、ネフローゼ、炎症性腸疾患など、決してまれではない病気になった時、薬が飲めないと命の問題になりうる病気もたくさんある。
そしてこれらの薬は決して美味しくはない。
最近薬の飲めない子が増えてきた。今はいいかもしれないが、その子たちが薬がどうしても必要な大きな病気にかからない保障はどこにもない。
だから、飲めないから仕方ないと済ませてはいけないと、大きな病気を診てきた立場からすると思う。 私が飲ませてあげるわけにいかないので、どうしてもその役目は親御さんになるであろう。家の娘も小さい頃薬拒否があったのでその大変さがわからないわけではないが、大きな病気になって飲めないほうが大変なので是非少しでも小さいうちに飲めるようになってもらいたい。大きくなればなるほど、飲めるようになるのは大変だからだ。
それを伝えたら、お説教を聞きに来たのではない、薬をさっさと出せと怒鳴られた。
好きでお説教(飲めないと大変ですよと言っただけだが)しているとでも?
極論を言えば、大きな病気になって困るのはその家族だから私は、正直侮辱されてまで助けてあげる義理はない。 勝手にしたらいい。
でも、本当にそれで良いのか?その子の薬を飲めるようになるという壁を越える手伝いを、親にも医師にも放り出されたらどうなるのだろう。圧倒的な損を被るのは子供自身である。
私のやっているのは医療で、ネイルやエステと違って、必ずしも親御さんの思い通りのことをやってはあげられない。必要のない検査や薬は例えご希望があっても出来ない。それが医療である。中には診断、検査、治療まで指定してこられる方がいらっしゃるが、ネットに書いてあることが医師の頭の中にあることの全てだとなぜ思えるのだろうか? ご存知のように医師になるには相応の学力が求められ、更に6年みっちり教育を受けた上で、初めて駆け出しの研修医になれる。
ネットで5〜10分で読める内容よりも知識が少ないはずがない。 敬えとは言わないが、あまり馬鹿にしないでいただきたい。
Hさんの事件でやっと医療現場の患者さんの言動にハラスメントという意識が生まれてきた。相手が医療関係者だから何を言ってもいいわけではない。 場合によっては裁判もありうるようになってきた。
お互い、目的は子どもの健康だ。そのために医師は決して快適でない話もしなければならない時もある。 人を信用しない時代になってきて、それと向き合えない様なら受診などすべきではない。 ただし、信用して任せてくれるのであれば全力でその子の健康を守ることも約束できる。
要は医療の基本は信頼関係で、それを築けない方とは医療自体無理だと思う。
百日咳
院長コラム 4月24日
すっかりゲリラ的に書くようになった院長コラム失礼致します。
さて、マスコミで取り上げるせいで、すっかり有名になっている百日咳。
ちょっとここでおさらい的に説明しておきます。
まず、流行とは言っても1週間で1000人の報告。これってコロナの比じゃありません。何なら新型コロナのほうがまだ日常的に目にします。だから慌てないでください。
次に症状。過去何人か拝見しましたが、乳児(ワクチン前)の症状はホントにきついです。せき込んで真っ黒になるため、入院していただいていても主治医は帰れません。
大きい子達はそこまでではないですが、痙咳期という発症から2週間以上経った時の咳は息を吸う暇のないくらいの咳がずっと続きます。よく、風邪の咳で咳き込む方がいらっしゃいますが、それが間髪入れずに来るイメージです。で、それが3カ月続きます。
レプリーゼという名前のつく咳の出方はせき込んで息が吸えない状態から、やっと吸えるようになった時の吸い方を表します。表現悪いですが、首を絞められてもがいた後息を吸う感じです。
さて、診断はとても苦労します。と、いうのはこの病気はカタル期というはじめの1〜2週間以内に治療しないと、以後3カ月ひどい咳になる病気だからです。
風邪に比べて明らかにひどい咳、でも、熱や鼻水はほぼない。ワクチン接種から年数が経っている。などのことで判断します。
一部抗原検査はありますが、3人に1人は見落としになるためあまり有用ではありません。血液検査で白血球数が多くなるので、それを見ることはできます。抗体検査は過去の感染の証明にはなりますが、現在の感染はわかりません。
薬は耐性菌でなければクラリスRとかマクロライドが効くんですが、最近耐性菌が多いのと、マクロライド苦いんですよね。
まあ、いろんな感染症がある中の一つです。
願わくば、小学校に上がったら早いうちに一度自費で3種混合ワクチン接種をされるとかかりにくいと思います。
ちゃんと予防接種されていれば通常4歳くらいまではかかりにくいと思ってください。
花粉症の薬
院長コラム 3月25日
この時期になり、鼻水が出ると風邪?花粉症?分からなくなりますよね。 毎年花粉症の方は別として、発症かな?という方、見分け方がいくつかあります。
@その鼻水は天気によって変動はありますか?雨の日に楽になり、晴れた日にひどくなるのが花粉症です。
A鼻水に色がついたり、ドロっとしたりしますか?花粉症の鼻水はドロっとしにくいです。
風邪の鼻水と花粉症の鼻水では、薬の強さが変わります。どっち?と思ったら上記ご参考にされてください。
それと、花粉症の薬には強さのランクがあります。今の薬で効かない方、薬の変更をすれば効いてくる可能性があるので、ご相談ください。
大人の発達障害
院長コラム 3月10日
そもそも、人間において正常と異常との境目などはっきりしていない。特に発達面ではどこまでが異常(みんなと違う)のか、線引きをする意味は何なのか、考えたうえで線引をしないとただの差別になってしまう。今回のコラムでは、差別をすることが目的ではなく、理解と注意を皆さんに促したいと思い、書かせていただくことにしたい。
そもそも、ADHD(注意欠陥多動性障害)を持っている人は多い。多めの統計では10人に1人とまで言われる。ただ軽度の方も多く、個性に埋もれるため、大人になってまで診断のつく方は数%に下がる。
最近私の中で確信を持って典型例と言っていい人をよく目にする。
米国のT氏だ。ちゃんと書くと消されそうなので、そうは書かないが、カードゲームをしている人だ。 人がびっくりするような政策をする。その政策によって、利益を被る人と損害を被る人に対し、通常は双方納得のいく点を探して政策は決められるべきで、それが民主主義である。だから難しい。
ところが、T氏はお構いなしだ。ウクライナとのことで、なんでロシアについてんの?!と思ったり、首脳会談で急に怒ってまくし立てたり、あれ?と思った方は多いと思う。
彼にとって、ロシアとウクライナの戦争は「終わらせる公約をしたもの」であり、彼は終わらせる為に行動しているに過ぎない。それが世界倫理的にどう思われるかは無視できる。それが「注意欠陥」故にできることである。また、テレビカメラの前で、一国の大統領に向かってまくし立て、相手の言葉に被せて発言するという大変失礼な態度をとった。ADHDの「キレやすさ」や「衝動性」、怒った時に全く相手の言葉など入らないのである。 そういえば、地球温暖化のことなど、彼の発言には様々な事実と違う発言があった。
ADHDの人は、始めに聞いた情報を信じがちで、それが事実かどうか確認しないで走りがちであるため、こういう行動は説明がつく。 故に小児科医から見て、T氏は間違いなくADHDであると思われる。
さて、ああいった人が驚くほどの事をやってのける人に対して、大概の人は「何か考えがあって、もしくは深い意味があってやっているに違いない」と潜在意識で思ってしまう。ここで注意が必要なのは、その点だ。なぜなら深い意味などないはずだから。
いろいろな立場の人のことを考えて行動する人は、そもそもあんな行動力は持ちにくい。誰かを平気で踏みにじれるから行動できるのである。そもそも、彼らは踏みにじっていることすら、言われないと気づかないであろう。
そんな危険な人物に権力を持たせたアメリカ国民の皆さん。ツケはデカそうだ。日本も、顔色うかがってイエスマンになっていてはいけない。 ちなみに、私は同じ様にADHDでビッグマウス故に権力を持った方を知っている。埼玉の私立B中高校長だ。彼も典型例のADHDだが、就任してまだ年数も浅いのに様々な問題を起こしている。
時としてADHDの方の衝動性は、強烈なリーダーシップに見え、つい支持してしまいがちであるが、彼らは始めに刷り込まれた情報で突っ走る為に、言ったもんがちになってしまう。そこに正義や思いやりは期待できない。
彼らの得意なのは独裁であり民主主義とはかけ離れたものになりがちである。
さて、皆さん彼らをどう扱いますか?偏差値
院長コラム 2月26日
また、あいつサボっとるよ〜と思っていた皆様!
安心してください。書いてますよw。
受験シーズンも終わりに近づいてきましたね。
今日はそんな受験生達に送ってみようと思います。
日本の受験は偏差値の戦い。
自分の偏差値、受験する学校の偏差値、それがほぼすべて。
でも、ご存知ですか?
偏差値制度は戦後GHQによってもたらされた価値観で、本国アメリカには偏差値制度はありません。
勤勉な日本人を管理するために作られた制度です。
ランク付けし、まるで蟻に砂糖の山を与えたように、せっせとそれに群がる様に作られています。
受験に成功した人、失敗した人みんなに聞いてほしい。
偏差値はあなた方の価値を決めるものではない!
むしろ日本植民地化の典型的な考え方です。
グレーなものは理解しにくく、不安です。
でも、世の中はグレーなものでできている。
数字で人を差別するのは簡単でしょう。
でも、そうしないために頭を使う、そうならないために勉強をするのです。
社会人になった途端、あなた方がしがみついていた偏差値はどうでも良いものになる。
社会人として成功する人たちは、教えられた事をきちんとする人ではなく、自分で考えられる人だからです。
受験勉強、頑張るのは人生の経験として必要な努力の一つかもしれませんが、どうか、縛られないで。
ちゃんと自分の価値を自分で認めて生きてください!
花粉・・・
院長コラム 2月12日
なんか変な年です。
インフルが年明けから急になりをひそめ、花粉もまだ大して飛ばない。
もちろん、感染症などない方がいいし、花粉だって飛ばないでいればありがたい。
でも、そんなことってあります?
どっかでドカンとくるのではと一抹の不安が拭えないでいます。
皆様引き続きご注意を。
混乱しないで!
院長コラム 1月20日
今年のインフルは厄介者です。A型のくせに一度熱が下がる人が続出しています。下がるから風邪と思って登校、登園してまた熱上がってインフル陽性の方大勢いらっしゃいます。こりゃ流行るわ。
それに加えて花粉。
マスコミ好きなどこぞの医師がおっしゃっていましたが、水っぱなだから花粉症って、風邪の初期も同じですからね?!
コロナも、2日ほどで熱が下がるし、インフル、コロナ、花粉症混同しそうですね。
1つ確実に違うのは、花粉症で熱は出ません!そして、37.5度いってなければ熱じゃないとおっしゃる方多いんですが、平熱36.5度の方の37度台は発熱です!
あとは咽頭痛。コロナは多くの方が咽頭痛訴えられます。
コロナはまだ後遺症が多く出てくる疾患です。年齢によってですが、治療もあります。
インフルは長引きますし、熱のあとの咳鼻がひどくなります。薬もあります。
お子様のことですので、どうかなめずに、思い込まずに受診してください。
自己検査の非おすすめ
院長コラム 1月14日
コロナの時代、医療逼迫のために非常対応として発売された検査キット。
その後ちゃんと厚労省承認のものは販売されなくなりましたが、使う側のほうもアップデートしなければなりません。
そもそも、鼻に綿棒を入れて充分な検体を取るのはそうそうできるものではありません。
浅くなったり、傷つけてしまったり・・・。
だから医療行為とされているのに、ご家族だからやってもいいというのは横暴です。
やるならご自身で、までが許されるところでしょう。
まして唾液のキットは検出率が悪いので陰性証明にはなりません。
皆さん、採血などを素人さんに頼んだりしないでしょ?
できるだけ痛くなく、正確にするにはそれなりの訓練が必要です。
おうちでの検査を元に薬をお出しはできません。正式な検査ではないので。
そして、お家で検査された子が、再度の検査をする際、とても嫌がられることが多くあります。
やっぱり医療行為はお任せいただいたほうがいいかと思います。
おうちで検査をされる意味は、ご自身で納得して特定の期間薬なしに自己隔離をしていただく意味以外ありません。
インフルエンザでも薬なしで頑張るつもりでならです。
それ以外の目的で、例えばそれをもって陽性証明にしたり、陰性証明にしたりすることはできません。
安易に検査されず、よく考えてやってくださいね。
明けましておめでとうございます
院長コラム 1月6日
皆様今年もよろしくお願い申し上げます。
今年こそは院長コラムもサボらず続けようかと思っております。トホホ。
さて、お正月休みいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は実家に行っておりまして、新年明ける前に父の具合が悪くなり、久々に病院で年明けを迎えました。
病院もごった返していて、スタッフの方もパニック状態で、点滴終了してから針を抜いてもらうまでに1時間、お会計で1時間半と傍目にも混乱しているんだなという状態でした。
我々が休ませて?もらっている間大変な思いをされた方も大勢いらっしゃるでしょう。
忙しいとつい流れ作業になる。ちょっとした診断の矛盾や不安に目をつぶりたくなる。ミスはそこから起きる。
大事なのは一人一人にちゃんと向き合い、考え、全力を尽くすこと!
今年も心して、サボらず頑張りますのでよろしくお願い申し上げます。