院長コラム

市販薬と自己判断
院長コラム 11月5日

今はもう忘れかけているコロナ禍で、いろんなことが変わってしまいました。

生活が苦しくなった人のニュースが沢山流されましたが、コロナ禍で儲けた人たちもたくさんいます。

一つは薬局。

調剤薬局はむしろ大変な方でしたが、いわゆるドラッグストアは儲けたはず。

「軽症なら病院に行かずに市販薬で治そう」という風潮が起きたから。

でも、このせいか、最近はえっと思うほどこじらせてからクリニックにお越しになる方が多いです。

何日も熱が続いてから来院とか、ゼイゼイを何日も放置とか、絶対にやめてください。

子供は大人より体力がありません。急変もします。病気の中には自然じゃ治らないものもあります。

ネット情報を私に話してくれる方もいますが、ネットの情報と医師の情報、どちらが正しいと思いますか?

本当にお願いします。

今はもうコロナ禍ではない。

薬買って治しとけとか、自分で検査してくださいとか、そういう間違った医療をしなくてはいけないときではないんです。

お子さんの命を守っているのは親御さんしかいません。

どうか、お子さんに無理はさせないでください。

独裁政治からの脱却
院長コラム 10月28日

皆様選挙お疲れ様でした。

いろいろな考え、許せないことを皆が考え、与党の過半数割れ。

与党が何党であれ、これで健全な政治がやっと可能になりましたね。

気づかないうちに、私達は独裁政治に慣れさせられてしまっていた。

おかげで、なんじゃこりゃ?というような政策がたくさん行われてしまった。

日本経済がとことんまで弱くさせられてしまった。

過半数取らないとものが決まらない?

いやいや、ちゃんと議論すれば決まるはず。

決まらないのは人が多すぎるからじゃないですか?

議員人数の削減、どうなったんでしょう?

一人2000万円、たかが選挙のために何人にも使う余裕があるなら、もっと他にすべきこと、あるでしょ?

国会議員になられた皆様、もう一度原点にもどって、自分のためでなく、自分の党のためでなく、誰か上司のためでなく、国民のために物を考えましょうよ。

なんて愚かなんだ
院長コラム 9月25日

中国でなんの罪もない日本人の小学生が殺された。

なんてショッキングな事件であることか。

もちろん、同様のことは国内でも起こり得たかも知れない。

そこは、残念なことに秋口に精神を病んだ方々の調子が悪くなりがちなことからすると、誰もがリスクを負っているとしか言いようがない。

問題はその事件を聞いている周りの人々だ。

もう90年以上前の戦争を持ち出してその敵討だという。

じゃあ、お前その戦争見たのか?誰かに聞いただけじゃないのか?

お前の話している旧日本政府、私の認識では今の中○そっくりだぞと伝えてやりたい。

世界中で戦争が絶えない。なんて愚かしい行為だ。

でも、ちゃんと考えてほしい。

戦争で自分の家族や、友人が殺されたらそりゃ悲しいし、怒りをおぼえる。

でも、誰に対して?

自分の国のその政府は、そのことも折り込み済みで戦争を始めているのではないか?

戦争が始まれば、殺し合いだ。

殺られるのも当然だろう。

回避できたのはその国の政府だけではなかったか?

相手の国の人達もまた、その個人には何の恨みもないのに、人を殺さなくちゃならなくなっているだけなのでは?

自分の国の人達も、そういう犠牲者を作っているのでは?

ならば、責任を取るべきは自国の政治家たちなのではないか?

騙されないでよく考えてほしい。

日中戦争を引き起こしたのは、小学生ではなくあなたの国のリーダーたちなのだから。

これってなんかおかしくない?
院長コラム 9月18日

10月から保険制度変わります。特に薬が。ご存知でした?

何かというと、ざっくり言って、薬はジェネリックに、さもないとお金かかりますよってことになります。

例を出すと、お馴染みの保湿剤。

○乳とか○子の医療証お持ちの方はいつもただだったりするじゃないですか。

でも、医師がどうしてもと認めない状態で先発品にするとご負担が生じます。200gで500円ほどです。

おかしいと思うのは、まず、それが国民にほぼ知らされていないこと。

いきなり急にお金がかかると言われたら、皆さん窓口で苦情を寄せられますよね?

決めたのは政治なのに、窓口は被害者です。

自分たちで決めたことは、自分たちで説明責任があるのでは?

次にジェネリックへの進め方です。

薬を開発しても、数年で全部ジェネリックにされてしまうのでは薬の開発者がいなくなります。

先発品が高いのは、開発料だからです。

日本の製薬業界の衰退になりませんか?

あと、物によっては先発品と後発品にかなりの差がある薬品があります。

みなさん、粗悪品もらいたいですか?

最後に、これらを回避するためには医師が一つ一つ薬にチェックを入れる必要があります。

つまり、医師が時間と手間ひまかけて処方するならお金かかりませんよってことです。

いいですけど、待ち時間長くなりますよ。

保険証の廃止といい、何かに負担をかけて成り立つ制度は改善では決してなく、改悪です。

改正などと二度と言わないでほしい。

何よりも、国民に何も知らせないでやるって、ふざけてる。

当院としてもできるだけ皆さんのご負担にはならない方法を模索しますが、正直、もう自民党でないほうがいいかな。


院長コラム 9月9日

新学期が始まりちょっと経ちました。

二学期は学生さんにはちょっと長くて辛い学期ですね。

かねてからここでお話ししているように、9月は大人も子どもも一番自殺が多い月です。

何でしょうかね、楽しい事終わって次の目標がなくなっちゃうのかな。

私も夏休みいただいて、5年ぶりくらいにハワイ行ってきました。

天気の良くない日もあったのですが、何しろハワイは空が広い!

こんな綺麗な空日本には無いなぁと思っていました。

が、帰ってきて、娘を寮に送るため圏央道走ってて思いました。

日本の空も捨てたもんじゃないな。

新学期で絶望している人たち、最近空見ましたか?

自分がこんな小さなことでウジウジしている間に、空はこんな綺麗に私達を囲んでくれている。

学校に行かされるのが嫌で苦しんでいる子がいるなら、気づいて欲しい。

たかが空一つだけど、自分で気づいていない幸せとか、美しいもの、あるんじゃない?

世界が全部敵だと思っててもいるんじゃない?味方。

絶望するのは自分の視野が狭いからじゃない?

死にたいと思う前に一度だけ見上げてみれば?

やりたくても無理だと諦めてたこと、少しだけやってみては?

終戦記念日
院長コラム 8月15日

週頭に院長コラムを更新しなかったのはこの日を待っていた…訳ではなく、単に忘れてました。

戦争の記憶なんてもうほとんどの人がない国になってしまいましたが、それは確かに行われたのだと、教科書のなかのことではないのだと思い返さなければいけません。

戦争をして誰が得をするのか、国民からしたら100害あって一利なしな事を誰が進めるのかちゃんと見ていかなきゃいけません。

お偉いひとが怒ったから始められるものではない、そこには必ず利権が付きまとっているはず。

誰かの利益のために、自分の子を戦争で殺されて納得する人がいるはずがない。

終戦記念日は戦争で色々な意味で犠牲になった人たちを悼むと共に、この国がかつて行った愚行を二度と繰り返さないために、改めて考えるべき日なんですね。

熱中症
院長コラム 7月31日

あっついですねー。

なんか、日本は7月が一番暑くなってきたかなぁ?って、去年も言ってて8月も暑かったんですけどね。

さて、皆さんそんな日々なので熱中症、気をつけてください。

ちなみにテレビでよく「コロナと熱中症は似ていてわからない」と言いますが、はて?全然違うと思うけどな?

そんな報道があるから、熱が出て熱中症疑っちゃうんでしょう。

このホームページのあちこちに書いてありますが、熱中症で熱が上がるのは相当重症になってからです。

どのくらいかと言うと、意識がなくなってから。

体温は視床といって、脳の奥底(動物で発達している辺縁系という場所)で管理しています。

ここがいかれるということは、大脳皮質(人間として思考を管理する場所)がいかれているということで、意識なんか、到底保てません。

発熱した時に42度以上に熱が上がらないのもここのお陰です。

なので、熱中症疑ったらまず冷やしてください。

涼しい部屋にはいるとか、無理なら日陰で水かけてあおぐとか。

頭痛とか吐き気がそれでよくなってくれば軽度の熱中症です。

体温も予測体温計は表面温度をひろいがちなので、冷ましたあと測って下がっていればOKです。

涼しい部屋にいて一晩たっても熱が続いている場合、発熱確定です。

人はどうしても、暑い日の発熱は熱中症、花粉の時期の鼻水はアレルギーと思いがちですが、細かいとこ見ていくと全然違うものです。

とはいえ、意識もうろうとして熱が高かったら急いで受診してくださいね。

あー夏休み
院長コラム 7月22日

お気づきでしたか?いつの間にか蝉が鳴いています。

夏休みですね〜。娘の用事で最近よく都心に行くんですが、今週は急に小中学生さん増えてて驚きました。

大人は夏休みではないので、関係ないんですが、何故か子供たちが夏休みだと自分も休みのような気分になってしまう…いやいや、駄目だから!

さて、長い夏休み、お母さんたちは大変ですが、お子様達、大事な1ヶ月です。アメリカみたいに2〜3か月休みならみんなそうするんでしょうが、宿題やるだけじゃなくて、なんかやってみたらどうですか?

というのは、娘達まあまあの進学校にいたんですが、できる子達って皆目が死んでるんです。言われたことをやれば失敗はないと思って生きてきたんだろうなぁという感じです。

社会に出てそんな人間なんの役にたちますか?野望や希望はどこに行ったんでしょう?失敗して何が悪いんですか?失敗してないから立ち直りかたもわからないんじゃないんですか?

夏休み、失敗してみませんか?そこから立ち直る経験をすることで、ちょっとした失敗で死んでしまおうとか思わなくなるのでは?

夏休み明けたら9月です。一年で一番学生さんの自殺者の多い月です。

楽しい夏休みですが、エンターテイメントで楽しむばかりでなく、何かエキサイトして楽しむ、失敗しても楽しいと思えること、やってみたらどうでしょう。

感動!
院長コラム 7月8日

暑い日が続きますね。皆さんくれぐれも体調管理気をつけてください。

5日、急に診療時間の変更申し訳ありませんでした。何があったかと言いますと、木曜日診療後中央道の4時間通行止めに巻き込まれまして、帰りが夜中3時頃になってしまったためでした。

でも、この4時間とても貴重な体験をさせてもらいました。

事故はトラック3台の事故だったのですが、真ん中のトラックの運転手さんが挟まれて重体だったんです。

そうとも知らず、全く動かない渋滞に何事かと思っていた時でした。
前の方から男性3人ほどが、各車に声をかけられていました。私の車にもみえて、医療関係者を探しているとのことだったので、医者ですと言ったところ、事故現場まで誘導していただきました。

挟まれた男性がいらっしゃいましたが、トラックから出せず、やむなくタイヤの上に乗って割れたフロントガラス越しに心臓マッサージ開始しました。

事故現場と言うのは病院などとまるで違い、兎に角道具はない、患者さんの体勢も整えられない、何よりモニターもなく生死の判断もままなりません。

呼吸も止まっていて、人工呼吸を後ろのトラックの運転手さんが、ご自分も怪我をされているでしょうに、手伝ってくださいました。

何とか皆さんのご協力をいただきながら救急隊到着まで約40分繋ぎました。

その後はまあ、現場のプロの方々の見事なこと!レスキュー隊のかたにより2時間かけて患者さんはトラックのそとにでられ、搬送されました。

どうなったかはわかりません。マスコミすらいなかったので。

でも、いつも渋滞に巻き込まれたとき、何をいつまでも待たされるんだと思ってしまいますが、皆さん、現場のかたは必死にやってくださってます。何もできない我々はおとなしく待ちましょう。

何よりも、私を呼びに来てくださった方々、心肺蘇生を手伝ってくださった方々、本当にありがとうございました。

あの運転手のかたが命を取り留めていてくださることを願うばかりです。

皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

あっつ
院長コラム 7月2日

梅雨のクーリング効果が薄いせいか、暑いですねー。

このところ、娘の朝がゆっくりなので書く暇が無くなってすみません。

どんぐりキッズはまた今年も窓空けて青空診療ですが、涼しかった頃が懐かしい…。

でも、コロナ弱毒化しましたね。かなり。

これはもう5類からも外していいかと思うくらいですが、逆に感染力増したのと、2日で熱が下がる人が多いので、風邪と思い込んで普通にされる方多いんだと思います。

でも、中にはコロナの免疫の無い方でしょうか、かなり高くて長い熱の出る方もいらっしゃって、もしかしたらワクチンとかかかってしまった効果で弱毒化したように見えているのかもとも思います。

そういう方を拝見すると、やっぱり自分の感染に対しては例え自分が大丈夫でも、ちゃんと管理しなきゃなと思うんですよね。

大人の方、検査や薬が高くなってなかなかお金だして隔離されるなんて馬鹿馬鹿しいと思っちゃうでしょうけれども、やっぱりちょっとだけ気にかけておいてください。

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