院長コラム

ディセンダント
令和元年11月11日

10月末に日本公開になったディセンダント3というディズニーチャンネルオリジナルドラマがあります。

普段ディズニーチャンネルをご覧にならない方からは、なんだそれ?という感じだと思いますが、古くはハイスクールミュージカルで有名になった監督が作っているドラマで、ディズニービランズの子供たちの物語です。

ディズニーマニアの我が家としては見逃せないドラマでしたが、これがまた実に面白いです。

主役はマレフィセントの娘ですが、登場人物としては、シンデレラの息子、美女と野獣の息子など様々な子供たちが登場し、マニアックですが、今回はプリンセスと魔法のキッスの悪役の娘まで登場しました。

マニア心をくすぐる設定のほか、おとぎの国の人物がとても人間っぽく描かれて、マレフィセントの子供を思うところ、シンデレラの継母は孫を心配するし、眠れる森の美女のオーロラの母はなんだかモンスターペアレンツのようだし、孫はぐれるし………。

悪役であっても理由はある、善い人の中にも葛藤はあるという内容で子供に付き添ってみている割には楽しめました。

まだご覧になっていない方、ぜひ。

鼻風邪と花粉症
令和元年10月28日

秋は悩ましい時期です。
鼻風邪で有名なRSウイルスが猛威を振るう時期で、同時にイネ科やダニ、ホコリアレルギーの方も症状が出やすい時期です。

「風邪ですか?アレルギーですか?」とよく聞かれますが、正直かなりわかりづらいです。

何点か区別できる方法がありますのでお伝えしておきますね。

風邪とアレルギーの判別法

まず、秋の花粉はスギやヒノキと違って遠くに飛んでどこにいても吸い込むことはあまりありません。

主として草原の花粉なので、草の生えているところで遊ぶと症状が出たり、家の周囲に草原のある方は、家に帰ると症状が出たり、比較的限局した場所で症状が出ます。

また、アレルギーの鼻水が、蛇口をひねったような水鼻がジャージャー出るのが特徴です。

風邪の時に見られる色の付いたドロッとした鼻水はアレルギーでは出にくいです。

さらに、特に小さなお子様(3歳未満)ではあまり鼻のアレルギーは出ません。

常に鼻が出たり、色付きになってきたら、アレルギーと軽く見ずに早めに受診されてくださいね。

インフルエンザ2
令和元年10月21日

先日うちのフェレットが(おそらく)インフルエンザになりました。

人間のインフルエンザはフェレットにもうつるそうですが、みんな元気だったのにどこから???

でも、フェレットの場合、検査や薬も十分ではありません。

結局2週間ほどでやっと回復できてきましたが、途中水も食事もとれなくなり、脱水となりました。野生動物ならそのままダメになっていたことでしょう。

連日のようにくう動物病院さんにお世話になり、先生にいろいろ知恵を絞っていただきました。

最初に「風邪をひきましたね。」とおっしゃっていただき、途中いろいろ致死的な病気が頭に浮かんだものの、先生の一言にすがるような思いできっとよくなると信じて無理やり水分やご飯をあげ続けてきました。

やっと峠を越えて、今朝はリビングの床であおむけに寝ていました(一瞬死んだのかと思いましたが、いつもの彼の寝方です)。

検査も薬も最小限でやってくださり、フェレットはいろいろわからないことも多いようですが、本当によくしてくださって、くう先生には感謝感謝です。

土日も休まず診療していただいたり、同じ開業医として見習わなければならないところがたくさんあると痛感しました。

それと同時に、医師が何気なく言った「風邪ですね。」の言葉がこんなに重いとは!

本当は、「風邪」という診断は、これと言って何かないときにつけるごみ溜めのような診断なので私はあまり言いたくないのですが、患者さんの側からしたら、それは「そのうち治る」という確約になるんだと初めて知りました。

それと同時に、インフルエンザは本当に怖い病気です。毎年必ずなくなる方がいらっしゃいます。

人間は薬がありますが、ぜひ、予防を!かからないに越したことはありません。

インフルエンザ
令和元年10月15日

はやいインフルエンザの流行

10月からインフルエンザの予防接種を始めております。その傍ら、今年はすでにインフルエンザの流行が始まっています。

こんなまだまだ暑い時期に(通常は平均気温が10度を下回ると流行と言われていました)インフルエンザが出てくるなんて異例中の異例ですが、どうやら全国的な流行のようです。

予防接種を受ける目安

よく、いつごろ予防接種をしたらよいかとご質問をいただきますが、ごめんなさい、今年はさっぱりわかりません。

強いて言うなら「今」も必要です。2学期中ごろになり行事も多いためお子様たちも大人の方々も疲れてくる頃です。体調管理をしっかりしていきましょう。

不調があればすぐに受診を

また、もしかしてかかってしまったかな?というときは、受診されてください。

いうまでもなく、インフルエンザは侮れない感染症です。毎年なくなる方も必ずいらっしゃいます。

発熱から検査まで時間が空いていたほうが陽性で拾える率が上がりますが、高熱であれば当院のキットは4時間ほどたっていれば拾えると思います(もちろん100%ではありませんが)。

半日とか、一日とかつらいまま待つ必要はありませんので、ぜひご相談ください。

10周年!
令和元年10月7日

なんと、なんとこの10月でドングリキッズクリニックは10年目を迎えます!といっても、別に記念ライブツアーをするとかではないのですが……。

思えば乳児期から拝見していた子が大きくなり、患者様の中にはお母様になられた方もいらっしゃいます。

当然のことながら、私はじめスタッフも10年分年をとったんですね。とほほほ。

おかげさまで娘たちも大きくなってきて(と言ってもまだ小学生ですが)小さいころとは別の意味で手がかかります。

そろそろホームページの写真を変えないと「詐欺」に問われる恐れが出てきたので、近々差し替えなければ。

とはいえ、皆様のおかげでどうにか10年がんばれました。

10年といっても1日1日、お一人お一人とちゃんと向き合っての積み重ねでなければ意味はありません。

10年と1日めも、2日目も同じように皆様のお役に立てるよう頑張っていこうと思います。よろしくお願い申し上げます。

蕁麻疹の検査
令和元年9月30日

季節の変わり目になると蕁麻疹が出る方が増えてきます。

食べ物のアレルギーと違って、何か食べて出るというわけでもなく、何日か出たり消えたりするもので、原因がわからない状態で出てきます。

そのため、この時期になるとよく、「アレルギーの検査を。」というご要望をいただきますが、じつは、蕁麻疹の検査は通常のアレルギー検査とは違います。

なぜかというと、通常のアレルギー検査はIgEというものをとってみるのですが、これは主として即時型アレルギーの主役の物質です。

じんましんはIgEを介さないのでこれをとっても意味はありません。

検査としてはヒスタミン遊離試験というものになりますが、かなり特殊な検査となり、原因物質が特定されていないとやれない検査です。

なので結果、だらだら出る蕁麻疹の検査はできないということになります。

ご期待に沿えず申し訳ありませんが、ご理解いただければ幸いです。

花粉症の薬
令和元年9月24日

少し前、花粉症の薬が高くなるかもという報道をご覧になった方もいらっしゃると思います。

まだ健保組合が提案しただけの段階なのですぐになるというわけではありませんが、消費税も増税、薬まで高くなるの?!と思われた方もいらっしゃると思います。

ここで少し説明をさせていただきますね。

薬の保険適応、適応外の仕組み

薬は発売から年数がたつと種類によっては市販薬として出回ります。

当然、市販の薬は保険がきいていませんから高くなります。

ドラッグストアで買われるときの状態ですね。従来ドラッグストアで買われていた方は変わりません。

しかし、同じ薬を時間と手間をかけて処方で受け取られると、保険がきいて安くなります。

受診料を考えても安いと思います。

ドラッグストアでも売られている薬は保険適応外に?

問題は、この「同じ薬」の保険適応をなくそうという提案なのです。

もちろん、ドラッグストアで売られていない薬はたくさんあります。その薬は今まで通り保険で受診、処方ができます。

ただ、アレジオン、アレグラ、クラリチン、ザジテン、エバステルでしょうか。

これに関しては自費になるかもしれません。

当然、受診料も払って自費の薬なんてばかばかしいのでドラッグストアでお買い求めになったほうがいいという結論になるでしょう。

まだまだ慎重な議論が必要です

ただ、これはあくまでも提案の段階です。

もし、本当になったときいろいろな問題が出ます。

これらの薬は必ずしも花粉症だけに用いられるわけではありません。

感冒時の眠気を抑えた鼻止めとして使われたり、かゆみ止めとして使われたりもします。

また、なぜ花粉症やシップの薬だけなのか?

解熱剤やステロイド剤の外用など、条件としては同じと考えられ、今後枠を広げられたときにもしかしたら「解熱剤は自費になります」などということが起きてしまうかもしれません。

ぜひ、慎重に話し合っていただきたいと思います。

インフルエンザ予防接種
令和元年9月17日

9/1よりご予約いただいていたインフルエンザ予防接種ですが、不活化ワクチン(注射)はおかげさまでほぼ予約枠いっぱいになりました。

近隣でパラパラインフルエンザに感染する方も出てきていて、今年の流行が全く読めない感じになってきています。

今年はA型がほとんどでB型感染の方をほとんど拝見しなかったことから、来年はきっとBの年だろうと踏んでいたのですが、それ以外に昔新型と言われた夏場にも流行する型が出てきているのかもしれません。

不活化ワクチンはいっぱいですが、今年は生ワクチンの仕入れを多くしております。

不活化ワクチンは木曜の午後限定ですが、生ワクチンは水木の午後以外のお好きな時間帯で接種を受けていただけ、1回接種です。

また、注射ではなく点鼻ですので痛くなく、不活化ワクチンよりも効果が長いことが言われています。

受験生や卒業、入学を控えていらっしゃる方にお勧めです。

しかし、欧米では、この生ワクチンで接種していますが、日本では認可されていないため、国の保証がありません。

それと、不活化に比べ2,000円ほど高価になります。(1回接種で9,000円です。不活化ワクチンは2回接種で7,000円です。)ご予約に困っていらっしゃる方、生ワクチンをご検討になってみてはいかがでしょうか?

B型肝炎ワクチン
令和元年9月9日

数年前のインフルエンザワクチン、MRワクチン、日本脳炎ワクチン、DTワクチンに続き、今度はB型肝炎ワクチンが欠乏状態になります。

本当に、日本という国はワクチンが必要と言いながら常に何かのワクチンが足りない状態にあり、必要な方に必要な分のワクチンをいきわたらせることがそんなに困難なことなのか?と疑問に思うばかりです。

接種年齢の方には本当にご迷惑をおかけして申し訳ありません。来年の6月以降には再開のめどは立っているとのことですので、現在未接種の方はそれまでお待ちいただければ接種できると思います。

また、接種途中の方は当院では2回接種までは責任もって行います。
(当院の接種ではなく、万が一まだ1回しか接種されていない方は接種医療機関様に2回目のご相談を早めにお願いいたします。)

その後は1年ほど空いてしまっても免疫がつくというデータが出ておりますので、再開後接種していただいて大丈夫と思います。

その場合、公費が使えるかは厚労省と市が決めることなので早急な対応を求めるばかりです。しかし、こんな事態になりながら、いまだに報道もなにもされないところを見ると、少し前に出た世界の報道自由度ランキングで日本が61位というのはあながち嘘ではないのではないかと思われます。

もしかしたら、パニックを避ける目的で公表されていないのかもしれませんが、不安を抱えていらっしゃる親御さんに早く、正確な情報をお渡しするためにも、説明と早急な対処を願うばかりです。

厚労省の会議では(以前の欠乏したワクチンでも全く同じですが)卓上の計算では数は足りているとのことで問題視していただいていないようですが、厚労省の卓上には何かおかしな計算機でも置いてあるのではないかと思われます。

ほかのことでも変な計算結果が出ているようですしね。

要は、卓上よりも、現場でしょ!ということです。計算上足りるからではなく、現場で枯渇するから問題なのです。接種するのはお役人ではなく我々です。我々の手元に届くようにするのがあなた方の仕事です。責任をとりたくない体質はよく存じ上げておりますが、事実は事実です。

会議室を出て、国民の状況をその目で見てください。そして一刻も早くB型肝炎ワクチンが潤沢に市場に出回るようにしてください。厚労省、並びに関係者の方々の努力に期待するばかりです。

新学期の始まり
令和元年9月2日

新学期始まりましたね。

普段家に子供がいるのでこういう学期のメリハリに追われていますが、新学期も何もない大人の生活にもなんか区切りはあったほうがきっといいんだろうなと思います。

(でも、学生さんたちには申し訳ありませんが、自分の通信簿は二度といただきたくありませんが。)

新学期が楽しみだった子、憂鬱だった子様々と思いますが、それぞれのペースでやるべきことは越えていかなきゃいけません。

子供たちの頑張りを見習って私も今学期また頑張ってみようかな。

インフルエンザ予防接種
令和元年8月26日

1週間夏休みでご迷惑をおかけしてすみませんでした。本日からまたよろしくお願いいたします。

9/2(月)インフルエンザ予防接種予約開始

さて、来る9月2日月曜日より、今年もインフルエンザ予防接種の予約を開始いたします。

11月の夕方をご希望される方が例年多く、その枠は数日で埋まってしまうと思われますので、そのあたりをご希望の方はお急ぎください。

また、今年は生ワクチンの数を増やしてご用意いたしております。金額は高いですが、1回接種で、曜日もお選びいただけ、痛くなく接種できます。

予防接種の効果とは?

インフルエンザの予防接種は毎年本当に効果があるのか?という疑問が持たれます。

現にインフルエンザの予防接種の添付文書を見ると、通常の予防接種が「抗体の付く率」で記載があるのに対し、インフルエンザは「インフルエンザに罹った人が、もし接種していればかからなかった率」で記載があり、非常に理解しがたい数字となっています。

接種してもかかってしまうなら受けない、というお考えも一理ありますが、一つ確かなのは、軽症化は望めるようです。

それも、熱が出にくいとかそういうのではなく、肺炎や脳炎、脳症になりにくいというものです。

病院勤め時代、いやというほどインフルエンザ脳炎、脳症と遭遇してきた身からすると、あんな目に合わないようにしてくれるなら………と思ってしまいますが、なかなか身近な病気ではないので、ぴんと来ない方も多いと思います。

ひどくならないための予防接種

重症にならないための保険のようなものだとお考えいただいたらいいかと思います。

医師としては、できれば接種をお勧めしたい立場にはあります。

特に、人生の大事な行事のある方々、ぜひお考えになってみてください。

正義は槍でなく盾である
令和元年8月19日

ちょっと前のドラマで(俺スカだったかなー?)、聞いたせりふで久しぶりにハッとしました。

日々の生活でいつの間にかどこかずれたり間違ってしまうことってよくありますよね。

イギリスのEU離脱だったり、トランプ政権であったり、いろいろな理由はあるのでしょうけど、怒りから始まった選択が世界中に蔓延して、冷静になってから困惑している気がします。

マスコミのいじめに似た集中攻撃だったり、韓国政府の日本バッシングにみんなが乗せられていたり…。

語るほうは正義の鉄拳と言っていますが、人それぞれ立場によって正義は違うはず。

その正義を槍にしてしまうと、間違ったことが起こりませんかね?

自分が常に正義の行いを取っていれば、攻撃されても正義が守ってくれる。

正義は盾であるべきだと、ふと言われて、いつから自分は間違ってしまっていたのかとぞっとしました。

怒りはあおりやすく、マスコミや政治はそれを利用して私たちに同調させようとするでしょう。

でも、親として、それではいけないと、正義は振りかざして相手を傷つける道具ではないと、子供たちに教えていきたいものですね。

アレルギーについて2
令和元年8月13日

さて、前回から1か月ほど空いてしまいましたが、アレルギーの話の続きです。

この話は、まだまだ延々とお伝えしたいことがありますが、今日は検査の位置づけについてお伝えします。

「何か食べて発疹が出た、アレルギー検査を」という言葉をよくいわれます。

それは、親御さんのみならず、保育園や学校の先生から言われたりもされているようです。

前回お話ししたように、アレルギーは主として症状で診断する病気ですが、どうやら一般的にアレルギーは検査で診断する病気と思われているようだなーと感じます。

アレルギー検査の意味とは?

では、アレルギー検査はどんな時に意味があるんでしょうか?

アレルギーの診断には段階があります。

1:症状からアレルギーが疑わしいか判断
2:原因物質(原因として確からしいもの)を特定
3:血液検査
4:食べ物が血液検査で陽性で出た場合、除去食をするかの検討。
5:除去食解除の目安として定期的に血液検査
6:除去していた食べ物の接種トライ開始

下線の部分で血液検査が必要にはなりますが、医師が重視しているのはむしろ6番です。

つまり、血液検査はあくまでも、その原因と接していいかどうかの判断と、トライする目安になるだけです。

検査は絶対ではありません

血液検査で出ていたら必ず食べれないものでもないですし、逆に、出ていないから大丈夫というものでもありません。

一般の検査ではとらえられないアレルギーもあるからです。

身体の変化も影響します

また、同じ検査結果でも前回の結果からの変動や、年齢によって意味合いが大きく変わります。

人間の体ですから、そう単純ではありません。また、ある程度トライの進んでいる方では、血液検査はもうほぼ無用です。

食物アレルギーの除去食は最小限に、確実にが原則です。

むやみに避けたりむやみに食べることはお勧めできません。ぜひ、主治医と相談のうえ進めてくださいね。

発達の問題について
令和元年8月5日

このところ、数人の患者様におこったことで、とても辛いことがありました。

今日の話は、できれば、学校の先生方、保育士の方々、幼稚園の先生方に読んでいただきたくて書かせていただきます。

発達障害と診断されることは増えている

発達障害のお子さんは診断基準が出来上がり厳密化したこともあり、昔より診断される率が格段に増えました。

昔は「ちょっと変わった子」が今は「障害児」と呼ばれます。

早期診断がついて早期にリハビリをする大切さから、病気と判断するのが早くなったことはわかります。

その診断の重み

でも、診断はあくまでも医師の仕事です。「発達障害っぽいから検査してきて。」というご発言を軽々しくされていないでしょうか?

まず、アレルギー同様、発達障害は検査だけでわかるものではありません。

検査という環境が苦手な子は当然悪い結果になりますが、それで発達障害とは言いません。

診断を聞く親御さんの気持ち

次に、本当に障害がありそうなお子さんでも、医師は親御さんに伝える際、細心の注意を図ります。

伝える目的は、その子にあった適切な治療を早期に始めるためですが、逆に伝え方によってはその子の人格否定になりかねないからです。

伝えることによってその親御さんは前向きにとらえてくれる状態だろうか?
下手をすると親御さんが子供を拒否することにならないだろうか?
などと、探りながらどの程度お伝えするかを考えます。

現に伝え方がおかしかったために親御さんがお子さんを受け入れられなくなった方を何人も見ています。

また、過度に親御さんが自責の念に駆られる方もいらっしゃいます。

当院で最近拝見した方は、濡れ衣と思われる診断でしたが、結果正常児でも、「先生」と名のつく方に言われる「障害」の言葉は親御さんをどれほど傷つけたことでしょう。

慎重な対応をお願い致します

どうぞ、軽はずみな発言をする前に、お電話でもいいです、ご相談ください。

そして、集団とすこし違う行動をする子を障害児だからとまるで欠陥品の様に思うのではなく、個性に合わせて、その子がどうしたら集団に入れるのかをみて努力する、だから「先生」と呼ばれるのだと、思いだしてください。

手足口病について
令和元年7月29日

アレルギーの話はすこし置いておいて、今日は手足口病の話をさせてください。毎年この時期になるとお約束の様に流行してきます。

前にかかった方も注意です

実は、この手足口病、原因ウイルスが複数あるため、以前かかった方や、このシーズンに一度かかった方でもまたかかる可能性があります。

どんな症状?

典型的な症状は、1日だけ発熱があり、その後解熱と前後して口内炎が多発し、手のひら、足の裏中心に2ミリほどの水泡疹が出始めます。

でも、熱のない方、不顕性感染といって症状の出ない方もいらっしゃるため、インフルエンザの様に厳密に感染を防ぐことは難しいです。

感染力の強い時期は、熱の出る一日前から発熱期でその後喉にいるウイルスは急激に減少してきますので、熱が下がり、口内炎の痛みによる食事が取れないなどの問題がなければ登園可能となっております。

登園の判断はちきんと基準を守りましょう

しかしながら、手足口病のウイルスはもともと腸管の大好きなウイルスなため、便中には1か月ほど排出が続きます。

登園登校基準が緩い割に、テレビで「感染力が強いから手洗いを」と言われる理由はおそらくそのためだと思います。

発疹にもウイルスはおりますが、手足口病の発疹は皮が厚いためひっかいて外にウイルスが出ることはまれなため、発疹からの感染は警戒しなくていいと思います。

流行していると必要以上に警戒し、登園の妨げになることもあるかと思いますが、厚労省の決めた基準にのっとり、教育、保育にかかわる方々は正確な知識を持って接していただければと思います。

アレルギーについて1
令和元年7月22日

日常よく、アレルギーについてのご相談を受けます。

もちろんアレルギーなどない方がいいのですが、ご相談いただく方の中には残念ながら明らかにアレルギーだろうという方もいらっしゃれば、違う状態をアレルギーと思われる方もいらっしゃいます。

特に、食べ物のアレルギーは集団生活上では大きな問題になります。

お話ししたいことは山ほどありますが、今回はアレルギー反応と急性じんましんの違いについてお話します。

アレルギー反応と急性じんましんの違い

季節の変わり目になると、体調や疲れから急性じんましんが出ることがよくあります。

これがよく食物アレルギーと勘違いされるもので、
「普段食べているものしか食べていないのにじんましんが出た。」
「食事をしてから数時間後にじんましんが出た。」
という状態はおそらくこの急性じんましんであろうと思われます。

この急性じんましんは、検査してもほぼなにも出ません。食物アレルギーと違う機構で出るからです。

いつも食べているものであれば、急性じんましんの疑い

食物アレルギーは原則として、同じ量、同じ調理法で食べたら必ず再現性があります。

大きくなって出る果物類のアレルギーはまた別ですが、卵や牛乳など、小さいころからあるはずのアレルギーのものをいつも食べているのにじんましんが出た場合、ほぼ急性じんましんと思われます。

アレルギーはすぐに反応が出る

また、時間も関係します。

アレルギーの即時型反応は食べている最中から出ることが多く、どんなに遅くても2時間以内に出るといわれています。昨晩食べて朝に出たなどの反応は食物アレルギーではないと思ってください。

学校や保育園の先生方から検査してくるようにと言われた方の話をしょっちゅう伺いますが、アレルギー検査は苦痛を伴う血液検査であり、また、保険点数も高く高価な検査です。

必要のな方にむやみにやるべき検査ではないと考えておりますので、血液検査をお断りすることもあります。ご了承ください。

もうすぐ10年
令和元年7月16日

おかげさまで、どんぐりキッズクリニックを立ち上げてこの10月で10年になります。

私をはじめ当初からのスタッフも10年分歳をとり、お母さんの立場からおばあちゃんの立場に(まだ早いか?)なっていこうとしています。とほほ。。。

機械類も同様で、そろそろ入れ替えが必要になってまいりました。十分な研修後入れ替えの予定ですが、入れ替え時、多少不慣れな状態が生じるかもしれません。

って、いまでも使いこなしているとは言えないので、あまり変らないかもしれませんが。

十分注意して行いますが、はじめだけ多少入力などでお時間が長くかかるかもしれませんのでご容赦いただければ幸いです。

また、基本的に過去のデータはわかる状態で入れ替えをいたしますが、過去のデータ、処方などの必要な時に、すぐに閲覧できない可能性もありますので、お薬手帳や、データの紙などご持参いただければ幸いです。

ご迷惑をおかけしないよう細心の注意は払うつもりですが、よろしくお願い申し上げます。

わが子から教えられること
令和元年7月8日

病気の話ばかりだったので、今回は少しちがう話にしましょう。

おかげさまで熱ばかり出していた娘たちも大きくなり滅多に風邪をひかなくなりましたが、それでも時々は体調を崩します。

先日は次女が嘔吐下痢になり、朝からドタバタでした。でも、ふと思うと、そんなドタバタの中皆さん病院にお連れになっているんだなーと改めて思います。

病院までの道すがらも嘔吐されたりすると、時間はかかりますし、何より本人を連れてくるのが一苦労です。嘔吐しているから何も摂らせてはいけないと思いながら、水分が早く摂れるようになってほしい思いが強いとつい早めにあげてしまい、また吐かれたりします。

いつも治療する側ばかりにいると、そんな当たり前のことがわからなくなってきます。

人間は機械とは違い、思うように体調が戻らなかったり、症状がぶり返してみたりすることもしょっちゅうです。

嘔吐下痢になった娘は気の毒でしたが、時折患者さん側の立場を教えてくれることには本当に感謝です。でも、本当はその立場を常に忘れずにいるべきですよね。

思えば、医師になっても子供のいない時期にはわからなかったいろいろなことを子育てで教わりました。医師だからわかることより、親だからわかることの方がもしかしたら多いかもしれません。娘たちには本当に感謝です。

手足口病
令和元年7月1日

毎年、この時期になるとお約束の様に手足口病が流行り出します。

手足口病とは?

手足口病はその名のとおり、手と足に発疹(くっきりとした水泡疹)ができ、ぴりぴりと痛みます。口の中には口内炎ができます。

発疹の前に熱が出ることが多く、その時に口内炎(特に口蓋垂〜俗に言う喉ちんこですが その両脇にできやすいです)に気付き、診断されることが多いです。

でも、この所見は実は同じ夏風邪のヘルパンギーナで出ることもあり、紛らわしいです。ヘルパンギーナは高熱が4-5日続く疾患ですが、発疹は出にくいです。

手足口病の熱は長く続かないことが多く、1日で下がり、その後発疹が出てきて区別がつくことになります。

うつることはないですが、登園登校は控えましょう

手足口病の発疹から人にうつることはないため、発疹期でも登園登校はできますが、口内炎の痛さで食事が取れなくなる場合もあり、その場合は取れるようになるまで登園登校は控えさせてあげてくださいね。

稀ですが、親御さんにうつることもあり、親子でつらい思いをしたという方もいらっしゃることでしょう。

つらいと思ったら、一度ご相談ください

全治1週間ほどの病気ですが、時に髄膜炎を起こしてきたり、爪の根元にできた水泡がもとで正常でない爪が生えてきたり余計な悪さをすることもあります。

たかが夏風邪ではありますが、症状がつらいときには一度ご相談ください。

2019年上半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

どんぐりキッズ
院長コラム配信中!

QRコード

携帯サイトはQRコードか下記のURLからアクセスできます。

予診問診票
印刷後記入してお持ち頂くと待ち時間の短縮になります。
>その他の予診票はコチラ

地図

水曜午後は健診・予防接種のみ。
ご希望の方はお電話でご予約下さい。
上記以外は、順番予約ができます。

どんぐりキッズクリニック
小児科  アレルギー科

東京都東村山市野口町1-46
ONE'S TOWER4F
東村山クリニックファーム内

このページの先頭に戻る