院長コラム

ワクチン
令和3年8月2日

今日も暑いですね。8月は個別接種が中止になって、集団接種のお役に立とうと休日返上で頑張っていますが、暑い!

接種から帰ると汗だくでシャワーを浴びずにいられません。

さて、市へ届くワクチンが極端に減少した一方、東京都は集団接種をあちらこちらで始めました。

どうやらやっとワクチンのみがゲームチェンジャーだと気づいたのかも知れませんが、国からのワクチンを横取りする形で都がとったため、市へのワクチン配給がなかったのだと思います。

やっと軌道に乗った矢先に、別の船頭が出てきて引っ掻き回している感が否めません。

誰がやるのかに意味はありません。

少しでも多くの方に少しでも早くワクチンを届けること。その目的を見失わずにやってほしいものです。

PCR検査
令和3年7月26日

市販のPCRで陰性だから大丈夫。周辺でこの言葉を聞かれたら、注意してください。

以前も申しましたが、市販のPCR検査は「感度」が低いです。そのため、決して「陰性の証明」にはなりません。

最近感染された方々から、市販の検査キットでは陰性だったという話を2件うかがっています。

感度の低さは以前から言われていましたが、恐らく、想像以上に役に立たない様です。

ひどい薬局は有料で陰性証明を出すところもあるようです。

ここまで来ると既に犯罪の域になりますが(薬剤師さんに証明書を出す権限はありません)。

受診してもなかなか検査に結び付かないから、市販のでやっちゃえ!と思う方も多いかもしれませんが、正に無駄金です。

もっと怖いのは、陰性だから大丈夫として周りの人たちにうつしてしまうことです。

残念ながらうかがったお一方は、陰性を信じて連日お仕事に行かれ、周りにうつされました。

接触歴もなく、無症状の人が旅行や帰省のため念のためにやられるには問題はないと思いますが、接触歴もしくは、症状のあるかたは必ずちゃんとした検査を受けてください。

以前疑問としてあげた、東京都で感染者が増え続けるのは何故なのかの要因の一つは恐らく、この検査キットのせいもあるかと思われます。

いったい誰に怒ったらいいのだろう?
令和3年7月19日

恐らく、日本中の医師が怒っていることだと思います。私もです。突然ワクチンが足りないと言い出した。

やっとご高齢の方々の接種が終わり、働く世代のかたや、若い方に順番が来たという矢先に、はい、ワクチンここまでですって、なんだそりゃ?!

だからほら、こんなに接種しているのに感染者増加が止まらない。止めるために接種してたんじゃないの?!

何度も言うように、働いたり、学校だったり動かざるを得ない人たちに先に接種すべきだったんじゃないですかねぇ?

それを、若い人は重症化しない旧タイプの性質がいつまでも変わらないと信じて高齢者から始めた。

デルタ株が増えて、若い人も感染するとなって、挙げ句ウイルスが暑さにも強くなって、今までの計算じゃまずいとなっても方針転換ができないこの国のトップの愚かさのツケを払うのは国民だなんて、納得行くわけがない。

そもそも何故ワクチンが急に来なくなったのか、何故誰も説明できないんだろう?

これは何処かにストックがあるとか、分配がうまく行っていないんじゃない。国にワクチンが入ってきていないのだ。

想像はできる。もともとオリンピックのためのワクチンだから始まってしまえばワクチンを回すメリットはもうない。それで輸入を減らされたのかもしれない。

もしくは、イギリスでアストラゼネカではデルタ株に弱いことがわかってファイザーかモデルナの追加接種をするため横取りされたのかもしれない。

本国アメリカでも3回目を接種するなら足りなくもなるだろう。

いずれにせよ、説明を避けて納得してもらおうなんて虫が良すぎる。

市が説明できないなら都が。都が無理なら国がすぐにでも説明してもらいたいものだ。

あー、全く腹がたつ!!

不思議なこと2つ
令和3年7月5日

なんか、最近社説みたいになっちゃっててすみません。今回もそれっぽいので嫌な人は見ないでください。どうしても払しょくできない疑問が二つありまして・・・。

1:どうして東京だけ感染者が減らないのか?

緊急事態宣言が明けて(というか、増えてきたタイミングで明けましたけどね。)、あんなに多かった大阪や札幌はそれなりに落ち着くのにどうして東京は精々いって300−400人でまた増えるのか?

東京の若者だけが悪いのか?そんなことあるはずない。若者は全国にいる。飲食店だって。

もしかしたら、マスコミや我々が「悪者」にしてきた感染拡大のもとはほかにあるんじゃないかって、思いません?

下げ止まった2週間前にそんなに行動変容ありましたっけ?ないでしょう?

まあ、緩やかなカーブを描いた増減は自然現象なので仕方ないとして、底辺が高いままなのは問題がある。では、何が他都市と違うのか?

保健所の体制です。

全国で東京都だけ保健所での検査が行われていません。

医療機関で行われます。1月から変わったこのシステムは、当初検査と医療を結びつけるのが容易なため(具合が悪い人は検査した医療機関の医師の判断で病院に送れる)よいものに見えていましたが、無症状の濃厚接触者もすべて検査は医療機関で行わなければなりません。

つまり、あえて濃厚接触者が外出し、検査を受ける必要性があるのです。

また、保健所の聞き取り後、濃厚接触者への連絡は本人が行います。これも東京都独自のやり方です。

さて、もし自分がかかったと仮定してください。

濃厚接触者には仕事上大事な取引相手や関係が微妙なお付き合いしている人がいます。

まるで罪を告白するようにその人たちに連絡をしなければなりません。その人たちが今後2週間監禁されるために。

正確に、正直にできる人がどのくらいいるでしょう?

また、その人に言われて素直に従う人がどのくらいいるでしょう?

さらに、最近では保健所の方が「無症状の濃厚接触者は検査の必要はありません」とおっしゃいます。

つまり、何かというと、濃厚接触者は接触から14日隔離されます。

検査で陽性になった「感染者」はその時点から10日隔離されます。

接触から5日以上経過して万が一陽性になったらトータル15日以上隔離になってしまいますよ、ということです。

一見もっともですが、その指導では、感染者数は正確には出てきません。300人という発表の裏には本当は600人ほどの感染者がいるということになります。

検査をしていないわけですから。確かに、濃厚接触者をあえて外出させ、医療機関に行かせることはリスクがあります。

医療機関でも細心の注意は払っていますし、当院でも濃厚接触のわかっている方の診察や検査は建物外で行っていますが、その行き帰りの監視はできていません。

外出ついでに買い物をされていても誰にもわからないのです。

他県のように、濃厚接触者に検査キットが郵送され、検査をするようにすれば、正確な感染者数が出、濃厚接触者の外出を抑えることができます。

当初は感染者が多すぎて保健所の負担を減らす目的でしたが、なぜ戻さないのか?

少なくとも、濃厚接触者の検査を郵送で行うことがどうしてできないのか?とても疑問です。

東京都感染蔓延の原因が本当に若者や飲食業なのか?保健所体制ではないのか?そろそろ、見直さなきゃいけないんじゃないでしょうか?

あれ?長くなっちゃったのでその2は来週にします。すみません。

2021年上半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

2020年下半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

2020年上半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

2019年上半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

2019年下半期の院長コラムはこちらからご覧ください。


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