院長コラム

花粉症
令和2年2月17日

そろそろ花粉の気になる時期になってきました。

例年ひどい花粉症をお持ちの方は、辛抱の数か月になることと思います。

特に受験など控えた方は集中できないなどの弊害もあるかもしれません。

花粉症の対策について

以前にもお書きしましたが、花粉症の対策はいくつかあります。

この時期にやる方法は内服や点鼻、点眼などするしかありませんが、5月末からは舌下療法を開始するという手もありますし、そこまででもなく、一時的に来年のこの時期を抑えたい方でしたら皮下注射療法もあります。

本来の皮下注射療法は舌下と同じで何年もやるものですが、皮下注射療法は舌下療法に比べて効果の出るのは早いようです。

しかし、痛みが伴うのと、高価であること、12歳以上のみ適応があることから継続治療よりは、花粉症ではこの時期だけの治療としてお考えいただくのも手だと思います。

検査を行うため、開始には少しお時間がかかります

ただ、開始前に血液検査が必要になりますので(結果までに1週間ほどかかります)、今からやるのでは受験生の方には間に合わないかもしれません。

来年受験という方、ご相談いただければと思います。

お薬のご相談もお受けいたします

また、花粉症の薬も程度に応じて複数あります。

今までの薬を変えるだけでだいぶ楽になる方もいらっしゃいます。どうぞ、一度ご相談ください。

新型コロナウイルス2
令和2年2月10日

先週に続き、新型コロナのお話です。

発生が中国で確かな情報がなかなか出てこないのでわからないことが多いですが、わたしは重症化されている人数より、軽症、もしくは軽快された方の情報が欲しいです。

どうしてもニュースは話題性を求めるあまり、重症の方に焦点をあわせて伝えられますが、国内発生の方々は皆さん軽症のようです。

死亡者数が正しい数字と仮定すると、その強さはインフルエンザくらいなのかな?と思っています。

また、衛生環境と医療環境を加味すると、日本では重症化する方はもっと少ないのではないかとも考えられます。

10年ほど前に新型インフルエンザの発生に伴い、同じく世の中がパニックになった記憶があります。

ワクチンが不足し、10人分1瓶のワクチンのみが出回り、10人一度に打たないと破棄するしかないという矛盾した情勢の中、ワクチン接種の優先順位まで指示された記憶があります。

この新型インフルエンザは今では普通のA型インフルエンザとして扱われ、おそらく昨年11.12月の流行もこの「新型」であったであろうといわれています。

何年かのちに新型コロナウイルスもこのような相手になるのではないか?とも思います。

SARSの時の重症具合と少し違う印象があるのです。

まだまだ不確定な状況

とはいえ、情報が少なくまだ確定的なお話ができません。

国内発症がある現在、もはや武漢市への渡航歴は診断の決め手にはなりません。

また、感染拡大の防止措置も政府が本気でやっているとは思えないほど甘い措置しかとられていません。

その状態で感染拡大が防げるとは到底思えません。

しかし、過度に恐れる必要が本当にあるのかをしっかり見極めていきたいと思います。

また、感染を疑われた方を差別するようなことは言語道断です。

新型コロナウイルス1
令和2年2月3日

なんだか、未だに正体の見えないウイルスが広まっていますね。

よくテレビでコメンテーターの医師たちが発言を求められていますが、「知らないものは答えられない。」というところではないでしょうか?

医師の知識は情報と経験から成り立っています。見たことのない病気はどんな医師でもわかりません。

そんな中、なんだかマスクがひどいことになっていますね。

でも、冷静に考えてみてください。武漢市で爆発的に出ている感染者、どこで感染しているのでしょう?

もちろん、まだこんなに騒がれる前に感染し、潜伏期だった方の発症もあるでしょうが、武漢市の病院の映像を見てこの待合室での感染がどれだけあるかとぞっとしました。

でも、あの方たちみんなマスクされていましたよね?

何重にもマスクをするとか、N95マスクだとか、いろいろ言われていますが、結局「マスクでは感染防御はできない」というのが真実ではないでしょうか?

マスクは感染防御にはなりません

以前にもお話ししましたが、理論的にマスクは、感染している人がほかの方にできるだけうつさないようにする機能はあっても、ウイルスは容易にマスクを通り抜けるため、感染防御にはなりません。

病院のスタッフの重装備をご覧になってください。SARSの時に経験しましたが、あれが感染防御スタイルです。

マスクだけではだめだと病院ではだれもが知っています。

ただ、ほかに防御方法がないため、手洗い、うがい、マスクで「しないよりはいいかもしれない」防御策をとってくださいという話をしているだけです。

なので、過度にマスク神話を信じて買いだめすることにはあまり意味はないのです。

健康に過ごすことが感染予防で一番大事

先日、シューイチの名越先生がまさに正論をおっしゃっていました。

「もちろん、手洗い、うがいもしたほうがいい、マスクもしないよりしたほうがいいかもしれませんが、その程度のものです。それより、感染を予防するのに大事なことは、のんびりすごすことです。」

これぞ正論だと私は思います。実は、わたしは診療中マスクはしません。

マスク姿はお子様たちを怖がらせてしまうからですが、でも、滅多に感染することはありません。

それでも年に1、2回しまった!と思う時があります。

寝不足や、ひどく疲れているときはすぐ感染してしまいます。小児科は感染症がほとんどですから、その効果はてきめんです。

どうか、ネットなどでここぞとばかりに普段よりずっと高く売っているマスクなどに手を出されないようお勧めいたします。

抗インフルエンザ薬について
令和2年1月27日

先週に引き続き、もう一つの誤解をお話しします。

2:ゾフルーザの耐性について

昨年のシーズンから出てきた1回飲みの錠剤です。

発売当初は一番効く薬と言ってもてはやされましたが、耐性の発現があったらとたんにまるでゾフルーザだけが耐性ウイルスがいるかのような報道に変わりました。

ところが、以前にお話ししたとおり、インフルエンザウイルスはとても変化しやすいウイルスのため、現在どの薬にも耐性ウイルスは存在します。

この耐性が、細菌の「耐性菌」と誤解されやすいのでお話ししておきます。

そもそも耐性菌は、どうやって作られていくのか?

それは、効くか効かない程度の抗生剤をだらだらと使用することによって、まるで細菌を鍛えているかのような状態を作り出すことによって生じます。

一回一回をしっかりした抗生剤を用いて短期に治療していけば、むしろ耐性菌は生じにくいはずです。

耐性菌はその人の体内にとどまったり、他人にうつったりしていきます。

しかし、耐性ウイルスは、そのような長期の問題ではなく、今、その方の中で効くか効かないかの問題として存在します。

耐性ウイルスの方から他人に耐性ウイルスがうつるわけではありません。

また、体内にとどまることもありません。なので、ゾフルーザだけを過度に敵視するのもどうかと思います。

また、特にB型に対しては耐性は確認されていないため、個人的にはBの時はイナビルよりも頼りになると思います。

報道は、表面の話しかしてくれません。

裏面からも見ないと物の本質はわかりません。

報道の在り方も問題ですが、踊らされないように、だまされないように知識をお持ちいただきたいと思います。

抗インフルエンザ薬について
令和2年1月20日

現在インフルエンザの薬と言われているのが4種類あります。

飲み薬ではタミフル、ゾフルーザ(残念ながら耐性の問題で顆粒の発売が見送られ、現在錠剤しかありません)、吸入薬ではイナビル、リレンザとあります。

その他、麻黄湯による治療も上記ほどではありませんが、有効とされています。

このインフルエンザ薬に関して、いくつかの誤解がありますので、まず今回はそれに触れさせていただきます。

1:タミフルによる異常行動

これは、もう15年以上前にとあるNPO法人の先生が言い出し、マスコミが飛びついた問題です。

当初からタミフルによる異常行動なのか、インフルエンザによるものなのかはそのNPO法人の先生も何の証拠もなく騒いでいた状態ではあったのですが、3年前に内服していた方の中での異常行動の発現率と、内服していない方の中での発現率が変わらないという証明がされ、異常行動はインフルエンザそのものによるものだということになりました。

そのため、10代の方のタミフルも解禁されております。

「危ないかも!」という報道はとてもされた割に、「大丈夫」という報道は皆無でした。

私としましては、おいおい、日本の報道機関大丈夫か?と思ってしまいますが、タミフルはそれほど危ない薬ではありません。ご安心を。

長くなりましたので、以後は次回とさせていただきます。

では、皆様良い1週間を。

なんかおかしい
令和2年1月14日

このところいろんなことがなんかおかしいと思いませんか?

温暖化に伴ってなのか、ウイルス業界も変な時期に変なものが流行ったりしています。

人間界でも、改正児童虐待防止法で子供をたたいてはいけない、どなってはいけないということになりました。

もちろん、虐待は止めなければいけません。でも、法律で禁止ってなんか変じゃありませんか?

一緒に暮らしていれば、叱らなければいけないことも多々あります。

人様に害を与えるようなことをしたら、親だって悲しいし、たたきたくもなる。

でも、そういう時って愛情から叱るんですよね?叱ったりたたいたりしている分親だって痛いし悲しいんです。

そういうのって必ず子供にも通じていて、叱られたから、どなられたから親を憎む子なんていやしないです。

そこには他人がわからない、確固たる信頼関係と愛情があるからです。

虐待だって、必ずしも弱い者いじめではありません。

育児というとてつもない重労働に耐えかねて、もしくは将来に対する大きな不安から虐待してしまう方だっているんです。

巷の傷害事件と同じように扱うのは間違いだと思いますし、小児科医たちは虐待も親子関係の病気だととらえています。

叩きたいわけじゃない、どなりたいわけじゃないそれでも叩いてしまう、どなってしまうと苦しんでいる人たちに、法律で禁止って………。

そんな薄っぺらなもんじゃないでしょう。

だからもし、もしもですよ、これをお読みの方の中にそんな感じで悩まれている方がいらっしゃるなら、それは病気の一つですから、病院に相談してください。

相談相手は警察じゃありません。医師です!

なんか、病気の症状を法律で禁止されてしまったようで、「変な感じ」はどうしても拭えません。「病気にならないように」と法律で言われている感じがします。

議員の先生方、官僚の方々、人間とは、親子とはそんなに単純なものではないのではないのでしょうか?

あけましておめでとうございます
令和2年1月6日

今年もまた始まりましたね。年末年始はお休みをいただいてご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。皆様無事に新年をお迎えになりましたでしょうか?

冬場は毎年ではありますが、インフルエンザをはじめ様々な感染症が流行してきます。

待合室でお待たせする時間も増えてしまうかもしれません。

できましたらそんな時間を少しでも減らすべく、アイコールでのご予約と、順番に沿ったご来院をいただけるよう、ご協力お願い申し上げます。

インフルエンザ感染の可能性の高い患者様(ご家族が感染していらっしゃるなど)は、別室へご案内いたしておりますので受付窓口で教えてください。

また、どうしても他の患者さんとの接触は避けられませんので、ご希望の患者様に個人用空気清浄機をお貸し申し上げております。

お熱のない患者様が対象となりますので受付でおっしゃってください。

混雑時こそ、さらに、少しでもつらい方をお待たせすることのないよう、また、院内感染のご心配のないよう努めてまいります。ご協力のほどお願い申し上げます。

2019年上半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

2019年下半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

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