院長コラム

今年もお世話になりました
令和2年12月28日)

今年最後の院長コラムになります。と言っても、また1週間後に「今年初めの・・・」となるのであまり感慨深いものはありませんが。

さて、2020年は誰も予想のできなかった災害の年でした。テレビで新型コロナウイルスの報道が始まり感染が国内で広がった当初は、突如とて進撃の巨人の壁の中から超大型巨人を見上げている気分になったものでしたが、今はこの不便な生活もだいぶ慣れてきました。

2021年は新型コロナウイルスに打ち勝つ年にしたいものです。

颯爽とリヴァイ兵長のご登場とはいきませんが、あの小さなワクチンが世界を変えてくれることを望むばかりです。

でも、ときどき思うのです。

ウイルスというのはほとんどDNAやRNAそのものです。

パソコンの「ウイルス」という呼び名がとてもぴったりしていると感心するのですが、人間の体もDNA(遺伝子情報)のプログラムでできています。

細胞の寿命さえもプログラムされているといわれています。

このプログラムの中に他のプログラムが入ってくる現象がウイルス感染です。

パソコンのウイルスは人工的に悪意をもって作られたものなので悪影響しかありませんが、新型コロナウイルスが悪影響しかないとは限りません。

もしかしたら、本当にもしかしたらですよ、温暖化する地球環境に適応していくためのアップデートなのかもしれません。

人間のDNAのほとんどがまだ未解明で、何のためのDNAかわかっていません。

新型コロナのもたらしたわずかな遺伝子情報(RNA)の存在意味の解析にはまだほど遠い状態ではありますが、全てを悪と決めつけしまうこともまたできないのだと思います。

でも、もしアップデートだとしてもそれによってもとのパソコンが壊れてしまっては何にもなりません。

我々の役目はもとのパソコンをしっかり守っていくことです。

感染が広がるとただただ自粛。逃げることしかできない状況に嫌気がさしている方もたくさんいらっしゃると思います。

いつの間にかアビガンは忘れられ、いまだに承認はおりません。

イベルメクチンの効果もまだ未定ではありますが、希望が持てる結果が出ているようです。

でも、ゲームチェンジャーはやはりワクチンだと思います。免疫をいじるのですから、発熱程度の副反応はあっても当然と思われます。

安全性の担保は必要ですが、全く副反応のないものでというのもないものねだりのように思えます。

通常数年かける手続きを1.2か月で本当に日本政府ができるのでしょうか?

これまでの流れからすると、アビガンのように国民が忘れかけるとこっそり「早期承認」の約束は破られます。

ちゃんと私たちが見張って忘れないでいること、それが私たちを守る手段になります。あと少し、皆さんのお力をお貸しください。

学校の成績
令和2年12月21日)

12/17ネットニュースを見ていたら驚きの情報が出ていた。

2023年をめどにマイナンバーカードと学校の成績をリンクさせるというのだ。多くのニュースが新型コロナ患者数が過去最多と報道する中で紛れ込むように報道がされていた。

今政府はどうしてもマイナンバーカードを持たせたいらしい。

保険証とリンクさせることにしてやや強制的に持たせることにするらしいが、なぜマイナンバーカードを作りたくないのかを、どうやら全く理解していないようだ。

マイナンバーカードで国民のほぼすべてのプライバシーを把握できるようになる。

名前、年齢、住所はもちろん、購入したもの、行動歴そしてさらに成績も!

個人個人に合わせた学習をさせるためと言っているが、それは学校の先生がわかっていればいいのではないか?なぜ政府が知る必要があるのか?

少なくとも、それだけ多くの情報を日本政府が悪用しないとどうして言い切れるのか。

マイナンバーを嫌がっている人の多くはこの懸念があるからだと思われる。

すでにIDという形で登録させられているアメリカ合衆国ではこの個人情報を政府が悪用するドラマや映画が多く作られている。

政府に反対した人の情報が書き換えられ、社会的に抹殺される。

学術会議で反政府寄りの発言のあった先生方を官僚が勝手に除名したニュースは記憶に新しいが、同様のことが個人にもできるようになる。

これにより反政府勢力の排除ができるし、成績によって高級国民と低級国民を分けることもできる。まるで中国共産党のように。

そもそも私は政府や官僚にデジタルで管理されたくない派なので、マイナンバーカードには反対ではあるが、精々ナンバーと住所、性別くらいのものどまりにしておく必要があるとかねてから思っていた。

それが、コロナのどさくさに銀行口座であるとか保険証であるとか、成績であるとか、とんでもないものまで結びつけようとしている。

彼らが何を目的として個人情報をそこまで管理したいのかわからないが、そんな情報まで彼らに渡せるほど彼らのことを私は信用していない。

こんなことをしたら、学校の成績を少しでも上げようとして先生に媚び諂う必要が子供たちにできてしまう。

成績がその子のすべてではない。

勉強ができなくても運動のできる子、友達への思いやりがすごくある子、リーダーシップのとれる子、そういうことが評価されなくなってくる。

官僚の諸君たちは幼いころから成績が唯一の自慢要素であったろうし、それで人を評価してきたのかもしれない。そういう人たちが決めてきた世の中が今の状態だ。正解だったと思う人は国民の何パーセントいるのだろう。

すべての、子を持つ親御さんにこの愚策に反対し、止めてもらいたいと切に願う。

STPR
令和2年12月14日)

 

さて、なんでしょう?娘たちの大好きなグループです。

正解は、ストロベリープリンス。通称ストプリです。

数年前からyou tubeなどで見ていたようですが、顔出ししない歌い手?ゲーム中継?声優さん?とにかく何でもこなすグループです。新しいアイドル像なのかもしれません。

最近出したアルバムがオリコン1位になりテレビでも時々(それでも顔は出ませんが)拝見するようになりました。顔が見えないのに、娘たちは「ころんくんかわいー。」などと言っております。

まあ、はたで見ていて感じるのは仲が良いグループだということ。そして、みんなが一生懸命。

どうやら既存の芸能事務所に所属していないので、「雇われ感」がないんです。自分でちゃんと自分をプロデュースしないといけない。そして、ファンに対して本当に心から感謝してくれる。

若い子たちなのに大したものです。

はー、突然年寄りみたいな発言になってしまいましたが、そういうのってどの職種でも共通して大事なことだと思うんです。もちろんクリニックにもです。

そんな彼らが全国の学校(小中高)に応募があればアルバムを無料配布すると新聞で告知していました。娘の小学校でも校長先生が応募してくれたそうです。

コロナ禍でも、ちゃんと人を信じ、感謝し、がんばれる彼らの歌が全国の小中、高等学校で流れますように。

ディズニー
令和2年12月7日)

 

今更言うまでもないですが、我が家はディズニーマニアです。

ジャニーズの風間さんほどではないですが、それでも彼が紹介してくれる内容の半分くらいは知っていたりします。

でも、このコロナでチケットはとりにくくなり、ファストパスはなくなり、娘たちの誕生日のたびに行っていたお泊りディズニーもしにくくなってしまっていました。

先日、娘と友達でディズニーランドに行かせてもらい、送り迎えをした時のことです。

入り口まで送り、荷物検査の手前で別れました。

スタッフの方に送りに来ただけだと伝えると、「お疲れ様です。次はぜひお母様もいらしてくださいね。」とお声がけくださいました。

何気ない、スタッフの方にとってはマニュアルにあるのかもしれない一言だったのですが、なぜかハッとして胸に刺さりました。

いつの間にか私は「私は医療関係者だからディズニーに行ってはいけない」と思い込んでいたことに気づかされました。

「はい!ぜひ!」とお答えしたのですが、ディズニーリゾートに「いらしてください」と言っていただけたようで、とてもうれしくなりました。

そのスタッフさんは私が医療関係者だとはもちろんご存じないですが、でも、医療関係者かもしれないですし、もしかしたら、以前にコロナに感染したか人かもしれなくてもそう声をかけてくれたのです。

コロナが始まってもうすぐ1年。

連日のテレビ報道で感染者何人、医療が医療がといわれ、私たちはいつの間にか「お前たちは以前の世界とは違うとんでもないところに放り込まれたのだから、以前の生活を望んではいけない」と洗脳を受けているのかもしれません。

すでに感染された多くの方々もきっと私と同じ気持ちをもっていらっしゃるだろうとお察しします。

でも、なんども言いますが、ただの感染症です!

普段感染症やひとの死とは程遠い生活をされている多くの方々にはすごく怖いものに見えるかと思いますが、経験上ウイルスとしては麻疹などのほうがずっと怖いと思います。

恐らく、もうすぐコロナは終わります。あと1年も同じ生活ではないと思います。

その時に、ただ終わってよかったではなく、私たちが失ってしまっていたもの、人へのやさしさだとか、声掛けの重要さだとかそういうものをちゃんと取り戻せるよう、忘れないでいなければいけないと思い知らされました。

第三波を冷静に迎えようT
令和2年11月23日)

  

新型コロナウイルスの感染者が増えてきた報道がされていますね。幸いなことに今に至っても当院では新型コロナウイルスの感染者を拝見していません。

見逃したのかもしれないとスタッフの抗体検査第二弾をやりましたが、全員陰性でした。

さて、人間はよくわからないものを「怖い」と感じます。

苦手科目のテストが怖いのもそのせいですし、お化けが怖いのもそのせいです。

例えば(正しいとは限りませんが)、お化けは電磁波のせいで可視光にゆがみができて見えるものなど正体がわかってしまえば怖くはなくなります。

新型コロナウイルスはどうでしょう?整頓してみましょう。

  • 1:あらゆる感染経路がある→ほとんどが飛沫感染だと判明
  • 2:致死率10%→感染で元の病気が悪化するためにおこる「関連死」で死亡率1%ほど
  • 3:二度目の感染が重症化する→ほかのウイルス感染と同様、二度目の感染もあるが、重症化はしない

さて、よく見てください。ふつうのウイルスです。

私たちは何をそんなに恐れていたのでしょう?答えは簡単です。

「感染したら隔離」という処置です。そして風評被害です。要は、感染そのものよりも社会的弊害が怖いのです。

国は「感染対策は地方自治体の仕事」と無関係を装っていますが、一番大事なことをしていません。

新型コロナウイルスは当初正体のわからなかった頃に決めた「感染症第2類相当」の見直しをしていないのです。このために感染者は上記扱いを受けます。

さて、感染症第二類のおさらいです。この中に含まれる感染症はポリオ、結核、ジフテリア、SARS、MARS、鳥インフルエンザです。

ポリオは発症率(感染して症状がでる確率)5-10%、麻痺に関しては0.1%にすぎないが、麻痺型の発症があると50%の後遺症を残す。

結核は日本で年間18,000人が発症していて死亡率20%前後、ジフテリア死亡率5-10%、MARSは死亡率40%、SARS10%です。鳥インフルエンザは感染率は低いですが、死亡率60%です。

このうちポリオ、ジフテリアには有効なワクチンがあり、されています(4種混合など)。

結核はBCGはありますが、必ずしも有効と言い切れません。

さて、新型コロナウイルス致死率は現時点で「関連死」ですが1%ほどで、はっきりとした後遺症の報告はありません。

インフルエンザは5類(新型コロナよりも3段階下)で年間1,000万人感染し、死亡3,000人ほど。

ところが、これを新型コロナと同様の「関連死」にすると10,000人ほどになります。0.1%くらいです。治療方法、ワクチンがあるにもかかわらずです。

さて、2類相当?しかも、新型コロナウイルスは、無症状者の隔離という1類相当の措置を受けています。

さらに皆さん違和感をお持ちだと思いますが、そんな厳しい措置を継続しているにもかかわらず、「with コロナ」といわれ、GOTOはまだ審議中。そもそもGOTOは移動勧奨であって、移動制限とは正反対のものです。

GOTO中止しても移動制限されるわけではありません。もう違和感しかありません。

2類相当にしたまま何となく5類相当の扱いにして、あとで「5類相当でも大丈夫そうだから落としますね」という伏線を張っているようにしか見えません。

大方の予想ではワクチンをきっかけに落とすのではないかと言われていますが、半年後です。

こんなねじれたことをやるのであれば、何もわからない時期に決めた「2類相当」こそを考え直すべきだと思うのです。

そうすれば、私たちの恐れている社会的隔離、差別は無くなってくれると思います。

冬が来る
令和2年11月16日)

 

さあ、冬がやってきそうです。幸いなことにまだ当院では(検査を始めて4か月たちますが)新型コロナの陽性の方は見ておりません。

でも、冬のウイルスは寒くなれば確実に勢いを増すでしょう。

さて、ここでおさらいをしておきましょう。何度かこのコラムでも書かせていただきましたが、テレビを見ている方ほど誤解しそうなことがあります。

それは、「ウイルスの流行はウイルスが決めるのであって、人の行動が決めているのではない」ということ。

私たちはなぜか、ウイルスが流行ってくると気が緩んでしまったからとか、感染対策が十分でなかったからとか考えがちです。

そして感染者が増えてくるとまるで落第点をもらうかのような気分になります。

さらに感染してしまった方はなぜか自責の念を持つ。これは、流行当初、マスコミに(政府に?)刷り込まれた間違った感覚です。

どんなに自粛してもどんなにマスクをしていても寒くなれば冬のウイルスは勢いを持ちます。

通常で言えば、感染力、毒性とも本来の姿に戻ると思われます。夏のインフルエンザが軽症で、流行しないことと同じです。

さて、コロナはどの程度の毒性で来るのか、それは体験してみないとわかりません。アビガンはまだ承認手続きを通っていません。迅速承認を政府が嫌がっているからです。

逃げていた今年の冬とは違って戦う冬がやってくるのかもしれません。

おそらく、今年とは比べ物にならない人数の感染者が出るでしょう。

ワクチンだって、アビガンだって、血清製剤ですら小児適応はありません。つまり、子供たちは予防も治療もできない状態にあるのです。

おおむね軽症だからいいといわれますが、じゃあ、軽症でない子は?そこ、切り捨てていいところですか?

でも、できない以上やれることをやるしかありません。

特効薬はなくても治療の内容とタイミングで重症化させない手立てはあります。

そして、もうひとつ。感染を悪と考えるのはやめましょう。

おそらくそんなことをやっていられる状態ではなくなると思います。感染は感染。仕方のない事ですが、感染したらしっかり治療する。治ったら元通り。

そんな当たり前の感覚をもう一度取り戻して、落ち着いて立ち向かいましょう。

マスク
令和2年11月9日)

 

だいぶマスク生活にも慣れてきましたね。

はじめは苦しかったり、しゃべりにくかったり忘れたりして大変でしたが、もう生活の一部になってしまいました。慣れって怖い。

でも、当初から心配していたことがあります。マスクをすると表情が読み取りづらくなる。

大人は兎も角、赤ちゃんたちが大人の表情が読み取れず、情緒発達に問題をきたさないものか。

たぶんこういう問題は、感染が落ち着いた後何年もたってから起こってくる問題なので、今は結論が出ず、でも大きな問題にならないかと心配でした。

でも、赤ちゃんてすごいんです。目しか出ていない、私などメガネもしているのでほとんど表情が見えないかもしれないのに、こちらが微笑みかけるとちゃんと笑い返してくれる。なぜわかるんだろう?

雰囲気とか、目元とかの感じなんだとは思いますが、大人ならともかくちゃんとわかるってすごいなーと感心させられました。

どうやら心配はわたしの杞憂で、赤ちゃんたちはマスクをしていてもちゃんと大人の顔がわかって、理解してくれる。

逆にマスクをしているからどんな顔をしてもいいのではなくて、ちゃんとばれている。

大変な世の中ではあるけれど、ちゃんと笑顔で接してあげなきゃいけないんだなーと思いました。

それにしても新型コロナはまだ2類扱いで行くんですかね?アビガンの承認急ぐといって何か月かけているんですかね?

インフルエンザワクチン
令和2年11月2日)

 

インフルエンザワクチンのお問い合わせを本当にたくさんいただいています。

当院では9月初めにご予約いっぱいになり締め切らせていただきましたので、もうご予約いただけません。申し訳ありません。

でも、例年よりずっと多くのお問い合わせを未だにいただきます。

というのも、政府がはじめはご年配の方、10月末からお子様たちと推奨を出したからだと思います。

しかし、これはあくまでも推奨で強制ではないと注釈がありました。彼らは、本当にいつも責任逃れのための伏線ばかりひいています。

推奨をちゃんと守っていただいている方々がワクチン難民になっていらっしゃる構造で、本当に申し訳なさでいっぱいです。

そもそも、新型コロナと違い、インフルエンザの重症化はお年寄りだけでなくお子様も起こりえます。

優先順位の高いところに子供を入れなかった理由がよくわかりません。

一方ワクチンは昨年よりも増産するからとのことでしたが、ここ数年政府の政策で減産傾向にあったところ、ほんの数パーセント増産しただけにすぎません。

つまり、「待っていればそのうち回ってくるだろう」ということは恐らくないと思われます。

パニックを防ぐため、政府や報道機関はまだまだゆっくりでも大丈夫との情報を流すでしょう。

これもいつものやり方です。でも、できればより多くのお子様方にワクチンを接種していただき、重症化を予防していただきたいと思います。

当院で打ってあげられないのに無責任かもしれませんが、まだ動き出されていない方、ぜひお早めにお探しください。

6年前の女子医大の事件
令和2年10月26日)

 

まずは、亡くなられてしまったお子様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。また、ご遺族の皆様の心中お察し申し上げます。

麻酔科医の先生方が容疑をかけられていますね。でも、報道を見て????となってしまいました。

ニュースをご覧になった方は、素直に聞いたら「適応のない(むしろ禁忌)薬を勝手に子供に投与して死なせてしまった」ととられるかもしれません。

ところが、当時プロホフォールは、それまで小児の呼吸器管理に使われていた薬より安全として最先端の領域で主流になり始めていた薬です。

なり始めですから、まだ適応は通っていませんでしたが、わたしはそれ以前の薬を使い、その副作用の管理に苦労した覚えがあります。そういう意味では安全な薬だったはずです。

呼吸器管理をする場合、本人の自発呼吸があると呼吸器の押す力とぶつかることがあり、苦しいのと危ないのとでご自身の呼吸を止めることが必要になってきます。

「えっ?!」と思われるかもしれませんが、有名になったECMOの時も同様にしているはずです。こういった薬は状態によっては不可欠なのです。

この薬によって命を救われた子たちもたくさんいるはずです。この子の場合も、プロホフォールもしくは類似の薬は必要不可欠であったと思います。

つまり、問題はそこではなく、患児の容態の変化に気づくのが遅かったか、説明が不十分だったかであろうと思います。

人間が人間を治療するわけですから、100%うまくいくことばかりではありません。

車の部品を交換するようにはいかないのです。時には思いもかけない問題が起こることもあります。

御遺族の方もおそらくそのことはご承知だったかと思います。

でも、納得できないのは、なぜお亡くなりにならなきゃいけなかったのか、何がいけなかったのか、説明と信頼関係の構築がなかったからだと察します。

特に、大学病院のような縦割りでは、ご両親への説明は主として耳鼻科医がしていたでしょうし、麻酔科医はお子さんの管理はするものの、あまりご両親とかかわりは持ちません。

耳鼻科の先生が麻酔科の先生と連携を持ってワンチームとしてご両親と信頼関係が保てていればこんなことにはならなかったのだと思います。

お子さんを死なせようと思って治療する医師はいません。

その意味では、詐欺や悪徳業者のように悪意はなかったのだと思います。ただ一方、お子さんを失う悲しみや苦痛は計り知れません。

助けようと思ってもうまくいかなかった、不慮の事故のようなものが起きてどうしようもなかった、そういう状況もありうるのが人体です。

でも、そこで自分の持てる全能力を駆使し、努力をする必要がありました。

そして、誠実に起こったことの説明と謝罪をすべきだったと思います。どんなに仕方のなかったことでも、患者さんを失ったとき、必ず後悔が残ります。

ああすればよかったんじゃないか、もっとこうできたんじゃないか。

結果が悪かった時に100%の治療ができた自信なんて誰も持っていないと思います。

でも、訴えられるんじゃないかという不安とプライドが邪魔をするとその後悔と謝罪が口に出せなくなります。

患者さんを失った悲しみと罪悪感、後悔、それをこの6人の先生方が持たなかったはずはありません。

そして、なくしてしまった患者さんの記憶は澱のように一生心にたまっていきます。

そんなことが起きないようにするためには誠実に、常に実力を磨いていく以外に手はないのだと思います。

二度と犠牲になる子が出ないよう、悲しい思いをする方が出ないよう努力しつつ、でも、むやみに薬のせいにされないように正確な情報が伝わるよう医師は努力していかなければいけませんね。

お子さんから教えてもらえること
令和2年10月19日)

どんぐりキッズでは、診察中医師の(私の)雑談は比較的多いほうだと思っています。

余計なことをべらべらよくしゃべるわーと思われるかもしれませんが、(ほとんどは余計なことなのですが)たまに大事な情報をお子様からいただくことがあります。

例えば、痛み。

中耳炎があるお子さんがどんなふうに痛いのか、どんな時に痛いのか、私は大人なのであまり中耳炎にはならないし、自分の経験ではよくわかりません。

でも、たくさんのお子様から痛みの具合や痛む時を聞いていると、どのくらいの中耳炎がどの程度痛いのかだんだんわかってきます。

そんな風に、日頃お子様方の様子や話からこちらも学ばせていただいていることが多くあります。

ほかの患者様からの情報をもとにまだ言葉のしゃべれない赤ちゃんの気持ちを察することができるのです。

具合が悪いのに余計なことをいろいろ聞きやがってと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大事な情報提供にご協力お願い申し上げます。

お付き合いいただいている患者様の皆様いつもありがとう(ぺこり)。

ぬあんと100回目!
令和2年10月12日)

院長コラムが今回で100回目となります!・・・だからって別に何でもないんですけどね。

でも、記念すべき100回目に何をかこうかと思うのですが、これもまた特別なことがあるわけではないんですよ。

すみません。

でも、世の中が不穏ですね。日本学術学会の件は私も驚きました。

そもそも、化学や医学は事実を相手にしていますから、意に沿わない結果というものも受け入れざるをえないことを私たちは肌で感じています。

だから決して政府の思い通りにならないこともある。当たり前です。

だから客観的にものが言える。しかも、そうそうたる面々の方々。

新型コロナが流行しだしたとき、忘れもしない当時の加藤厚労相(現幹事長)は「このウイルス菌は」と記者会見で語っていらした。

ウイルスと菌の違いは、少し医学をかじった程度の方なら誰でもわかる。

それを、厚労省のトップが区別がついていない事実にがくぜんとした。

そのレベルの人が感染防御対策を考えた。結果は皆さんが知っての通りです。

今回またそのレベルの人が学者たちを選別することに違和感を覚えるのは私だけでしょうか?

おそらく、世の中お金と権力と、検察と学者を抑えれば何でも思い通りになる。

検察を抑えようとして安倍政権は失敗しましたね。

次は学者ですか?日本はいつから法治国家から独裁国家になったのだろう。

これでは、K国と同じではないか?

どんな独裁者であっても事実は変えられない。

生きとし生けるものに平等に死が訪れるように化学や医学は人間の思い通りにはならない。

だからこそ、すべての化学者や医師はそれに立ち向かっている。

この学問の自由は今も、将来も必ず守っていかなければならないものだと私は信じている。

インフルエンザとコロナの検査
令和2年10月5日)

今年の冬はインフルエンザと新型コロナの同時流行が懸念されています(ここで何度も書いたとおり、個人的には?と思っていますが)。

一方新型コロナの抗原検査キットが以前より使いやすくなり、「発症後2−9日の間であれば陰性が出てもPCR検査をしなくてよい」となったり、鼻の入り口で検査できるようになったりしています。

インフルエンザと同時検査もできるとされています。

でも、報道を見て、皆さん疑問に思いませんか?

厚労省のいう「発症後2日」は、発症日を入れないで2日後、つまり、発熱した日から見て3日目のことです。

インフルエンザの薬はどれも48時間以内に内服開始しなければ効果が落ちるといわれています。

よほど運よく、夜発熱した2日後の午前中に検査を受けるのでなければ、インフルエンザの治療が遅れてしまいます。

また、抗原検査は15分で結果が出るため、検査を受けてすぐにわかりますが、発熱当日、もしくは次の日にPCRを受けていただければ結果PCRのほうが診断が早くなってしまいます。

インフルエンザの検査は例年皆様良くお分かりで発熱した後12時間ほど(厳密には高熱であれば6時間ほどでも十分ですが)してお越しいただける方が多いです。

陽性になればインフルエンザですが、さて、今シーズンはどうしたものか。

お勧めとしましては、やはり早いうちにインフルエンザ検査、陰性なら3日目(発症後2日目)コロナの検査というところでしょうか。

また、残念なことにインフルエンザは鼻の入り口の検査では診断率が落ちてしまいます。

できるだけ痛くないようにしているつもりではありますが、流行期には皆さんごめんなさい。頑張りましょう。

思い出せば
令和2年9月28日)

うちは娘たちも大きくなり、上が中3、下が小6になりました。

もう何年か前から二人とも一人で大きくなったような顔をしていますが、まだ小さいお子様をお連れになる方を見ると、思い出します。

小さい頃は、ちょっと近所の外出も置いてこれず苦労したこととか、いつもおむつと着替えを持っていくため、大荷物を抱えていたこととか。

少しずつ手が離れ、楽になり、でも代わりに学校関係のこととか相変わらず手はかかるのですが、付きっ切りでいる時間は無くなってきました。

人間は恐ろしいもので、どんなに大変な思いをしても、時がたつと忘れてしまいます。

雨の中小さなお子さんをお連れになる大変さを忘れてしまっては、どんな思いでクリニックにいらしていただいているのか理解できなくなってしまいます。

いかんいかん、忘れないように小さなお子様を見て時々思い出していこうと思います。

鼻風邪君がんばる
令和2年9月23日)

鼻風邪がだいぶ出てきましたね。ちょっとゼイゼイしている子もいるので確認はしていないんですが、例年通りRSウイルスが流行ってきたのかもしれません。

このRSウイルス、小さい子にとってはちょっと厄介な相手で、細気管支炎と言ってゼイゼイさせてきたり、合併症として中耳炎をよく起こしてきたりします。

この時期は、ひどい咳が出てたり、いろっぱなが出てきたら要注意と思っておいてください。

さて、当院では今に至っても新型コロナウイルスの陽性結果を見ていません。子供たちの間にはいないようです。

何回かこのコラムでも書きましたが、人との接触を8割減らしていないのに新型コロナの爆発的流行は抑えられてきました。実に不思議です。

マスクと手洗いがそんなに効果があるとは思えません。

だって、それなら感染防止のプロのICU内での感染など起こらないはずですから。

それに、マスクのできない小さな子たちばかり感染しているということのないわけですし。

これは明らかに何かほかの作用によるものだと思います。

もしかしてこのまま通常のウイルス流行がしてくれれば、その勢力に押されてコロナもいなくなるかもしれません。

従来のウイルス君がんばってコロナを追い出して!でも、ほどほどにね。

wwwww
令和2年9月14日)

我が家には二人の娘がいて、長女はもう中3になった。

先日友達とのトラブルがあり、その発端となったラインを長女に見せてもらった。なんと驚くべきことに、会話のすべてにwwwがついている!

いやいや、若い子たちの会話につていけないと言っているのではなく(実は少しあるが)、これって笑笑だったはずッ!草と呼んだり、多くなると名前が変わるらしいが、そんなことより、その前の文章が到底友人に言うような会話ではないのにwwwがついていることに驚かされた。

若者たちはwwwとつけることで、笑って話してはいけないことまでも笑い話にして、「柔らかく」しているつもりらしい。

ひとの悪口だったり、相手を当然傷つけるはずの言葉は、wwをつけても言ってはいけない言葉なのだという感覚がなくなってきていることに危機感を覚えた。

彼らはあと5-10年で大人になり、社会人になる。

大事な取引先や、医師になる子は患者さん相手に、言ってはいけないことの区別がつくのか?

笑ってはいけないことが本当にわかっているのか?あなたはがんです。

余命いくばくもありませんwww。なんてことを本当にやらかしはしないのか。

そんなことをやるような人間に育ててきたつもりはないが、身近な友人がやってしまっているのは事実だし、もう少しちゃんと子供に寄り添い、見ていく必要があると、ぞっとしたエピソードでした。

やりにくい
令和2年9月7日)

突然の首相の交代で政治家たちはみな勢力争いに躍起になり、誰がお山の大将になるかばかり考えている。

正直誰でもいい。それより誰か一人でも、派閥争いとか、勢力争いが自分たちだけがこだわっていて、国民は冷たい目で見ていることに気づかないものだろうか?

新型コロナウイルス流行の初期からずっと言っているのだけれど、まだこの感染症は2類相当から外れない。

おいおい、勢力争いしている場合か?

無症状の方が多く、重症者が少ない。

でもかかったら隔離や、差別を受ける。誰もが100%自分は大丈夫とはいえず、戦々恐々として過ごす日がもう半年。

ばかばかしいと思わないほうがどうかしている。まったく、やりにくくて仕方がない。

8割おじさん(御高名な西浦先生に対し、医師としてはそう呼んではいけない気がするが)は8割接触を減らさないと指数関数的な増加があるといったが、そうはならなかった。なぜ?

山中教授がファクターXと名付けた不思議な因子、東洋人は重症化しないという因子も確かにある。

そしてそれ以外に、人間もコロナウイルスも生態系の一部であることをすごく感じさせる流行の衰退ぶりだと思う。

小児科は常にウイルスと戦っているのでその盛衰が手に取る様にわかる。

毎年、秋からRSウイルスが流行し、猛威を振るっているにもかかわらずインフルエンザウイルスが出始めると、こそこそとRSは店じまいを始める。

同じ現象はシャーレの中の細菌たちでも見受けられるし、恐竜から哺乳類の転換期にも見受けられている。

生態系ではトップをとる生き物(ウイルスは生き物ではないが)は複数は存在できないのだ。

今年の初めインフルエンザの流行がないことをマスク、手洗いのおかげという人もいるが、実はその前から流行は抑えられていた。

まるで新型コロナが来ることをインフルエンザは知っていたかのようだった。

今年の夏は手足口病も流行しなかった。でも、これもマスク等の影響は少ないと思う。保育園でも流行しなかったのだから。

さて、秋のRS君。インフル君。君たちには何が見えているのか。

どちらも人間にとってはNO THANK YOUなウイルスだが、新型コロナを抑え込むのは案外君たちの逆襲が必要なのかもしれない。

Smile
令和2年8月31日)

もうすぐ夏が終わりますね。まだまだ暑いけど。

先日ふと、音楽番組を見てTubeさんが出ていらっしゃるのを目にしました。

そういえば、子供が生まれる前はよくライブに行かせてもらいました。

当時は夏と言えば大多数派はサザンでしたが、私はどうしてもTube派でした。

楽しそうに歌う前田さんがとても素敵で、私の夏にはTubeの曲が流れていました。

だれしも、心に座右の銘のようにいつも思い出し、心の糧としている音楽があると思います。

当時学生だった私が心の糧としたのがTubeさんのsmileという曲でした。

あまりヒットはしなかったし、今思えばがっつりチューブ節だけど何か珍しかったり目新しい歌詞というわけではありません。

でも、「つらい時こそ笑って、笑って」というフレーズが運動部のきつい練習や、研修時代の寝れないつらさを支えてくれたと思います。

ちょっと聞こうと思ってユーチューブを見ると、知らなかったのですが、5月のあのつらい時期にギタリストの春畑さんと前田さんがリモートで録音したsmileをあげていてくれました。

数あるTubeのヒット曲ではなく、この曲をあげていてくれたことに、なんだかすごく感激しました。いい曲です。

皆さんもよかったらぜひ聞いてみてください。

医療と検査のハードル
令和2年8月24日)

 

先日娘の友人(東京都在住)が学校帰りに埼玉の整形外科に受診しようとされた際、「東京都在住」のかたの受診はできませんと断られたらしい。

おいおい、それはコロナのためか?この行為は明らかに医師法違反です。

ちなみに「発熱者お断り」の看板も厳密には医師法違反です。

医師は、患者さんの症状や、住んでいる場所、人種や経済状態(生活保護の方の受診は届け出が必要なので限られてはきますが)によって診療拒否はできません。

ところが、コロナでそんな法律違反が当たり前のようにまかり通っています。

よく、開業医は金もうけのためにやっていると思われがちですが、まあ、篩にかけられたかのようにそういう方があぶりだされたのかな?

全国の医師の皆さん。あなた方は医師法に基づき診療をする義務があります。

他の患者さんへの感染を考えての「お断り」なら時間を違えるとか、場所を違える旨を明記しないと違反です。

ましてや、住んでいる場所での差別は差別でしかありません。

テレビを見ると毎日のように岡田さんがPCR検査の拡充を訴えています。

東京都ではもはや、そんなにできない検査ではなくなっているのに。

当院でもご希望になればインフルエンザの検査並みにできる状態です。

ただ、2類指定感染症なため、必ずしも皆さんご希望にはならないというのが現状なんです。だって隔離されちゃいますから。

ずっと言われていますが、敵はウイルスではなく人間になってきているのを実感します。

どうして新型コロナを5類感染症に落としてはダメなんでしょう?

感染者は就労、登校を感染の間禁止。それだけでいいじゃないですか。

他人に感染を公表したり、人を差別したり、もうやめましょうよ。

少なくとも私はウイルスと戦いたい。

ウイルスを持っている患者さんがいても、そのウイルスから患者さんを解放してあげたい。

一人ひとり見れば、もちろん軽症の方から重症の方もいる。後遺症が残ることがあるウイルスなんて何もコロナだけじゃない。

私から見れば、普通のウイルス感染で、なぜここまで不安をあおられ、差別をしなければいけないのかさっぱりわからない。

20年後くらいに歴にの教科書に歴史的愚行として残さないように、私たちはもっと考え、行動すべきなんじゃないんでしょうか?

痛みに気づかないふりをするな
令和2年8月17日)

 

・・・暑い!とにかく暑い!!冷房ガンガンかけているクリニック内でも、今年はコロナ対策で窓全開のため、室温は時に30度を超えてしまう。

受診される方には申し訳ないが、「換気十分」のサインと思っていただけるとありがたい。

ところで、ジャニーズのグループsexy zoneのニューシングルが出た。

娘がファンなので毎回買わされるのだが、客観的に見てもイケメンぞろいで、今時珍しい真面目な熱い青年たちで応援してあげたくなる。

今回は「run」というタイトルで未満警察の主題歌にもなっている。

土曜日やっと終業式だったため車で迎えに行き、帰りに車の中でrunのPVをつけていた。

ふと、一つのフレーズが耳に入ってはっとした。

「感じてるだろ?感じなきゃダメ!痛みに気づかないふりをするな!」

ああ、これだ、と思った。自分が言葉にできなくて、でも感じていたことはこれだ。

歌詞としてはもしかしたら自分の痛みを言っているのかもしれない。

あきらめたり、クールなふりして自分の痛みを正面から受け取れない「がんばれない」若者に対するメッセージなのかもしれない。

でも、もう一つ。他人の痛みにも「気づかないふり」してないか?

それはちょっとしたことなんだと思う。横断歩道で車が止まってくれた。

歩行者優先だからとスマホをいじりながら悠々とわたる。車のドライバーは急いでいる人かもしれない。

そこの「痛み」を無視し、感じないふり、してないか?

そんな小さなことから、他県の車を傷つけるやつ。SNSで他人を誹謗中傷するやつ。みんな他人の痛みに鈍感になってないか?

いや、本当はわかっているのに気づかないふりをしているんじゃないのか?

はー、かっこいい彼らのPVを見ながらこんなことを考えるあたり、自分はすっかり若者ではなくなったと実感もする毎日です。

もう謝るのやめませんか?
令和2年8月10日)

先日行きつけのスーパーの定員さんが新型コロナ感染をされたと張り紙がありました。

このスーパーは品ぞろえもよく、店員さんたちの感じもとてもいいので気に入っていて、休みの日にわざわざ車で買い出しに行っているところです。

第一波の時も、学校は休校、仕事も多くの方が自粛、買い物すら最低限しか行ってはいけないという風潮の中で、開けて笑顔で対応していてくれて本当にありがたいと思ったのを思い出します。

私としては、ともにコロナと戦っている戦友が倒れたような気分です。

私どもは医療関係者なのである程度の感染予防の知識はありますが、きっとレジ打ちの方は多くが主婦の方だろうと思われます。

コロナが怖いと思って逃げたり、人を避けたりせず、一日にきっと多くの方と接しなければいけない中、笑顔で仕事を続けてくれていたのだと思います。

感謝とともに、感染された方の一日も早いご回復をお祈りいたします。

さて、そのコロナ感染ですが、有名人や著名人の方が感染されると謝罪されます。

もちろん、お仕事関係の方に迷惑がかかったのはあると思いますので、その方々に謝罪はあるかと思いますが、テレビを見ている我々に謝っていただく必要はないと思いませんか?

だってかかりたくてかかったわけではないんですから。

人は受け入れがたいものと相対すると「自分とは違う」「自分はこうはならない」と思うために差別を始めます。

コロナもはじめは「外国人」でした。

次第に「医療関係者」になり、次は「東京」、これだけ広がると今は「町」で差別する方も出てきています。

検査を隠したり、検査拒否する方も出てきています。みんなウイルスより差別する「人」が怖いからです。

一方、本来は指数関数的に広がるはずのウイルス感染がなんだか頭打ち、重症者も言われるほど増えていない、この状況どうでしょう?

以前から書いていたように、時期が違うとウイルスは弱くなりがちです。

コロナもしかりかもしれません。また、ウイルスが変異して弱毒化したのかもしれません。

そんな中、経済と感染症の両立という。一方かかったら隔離なので恐ろしくて検査したことすら秘密にする。

この隔離政策必要ですか?

なぜ隔離かと言えば指定感染症第2類だからです。ジフテリア、鳥インフルエンザ、SARS、ポリオと同じ部類です。

一方赤痢やコレラ、炭そ菌、狂犬病などはそれより低い3類、インフルエンザは5類です。

この分類に違和感を覚えるのは私だけでしょうか?

もし、コロナを5類に落とせたなら、今のGOTOだって理にかなった政策でしょうし、経済を回すことだって可能でしょう。感染者もこれほどは差別されないでしょう。

何より隔離が必要なければ軽症者は自宅療養でいいのです。

もちろん、どの病気も重症者は入院、治療です。当たり前です。

今こそ、その時期なのではないですか?政治家の皆さん、すべての治療と政策はタイミングが重要です。ご一考願いたいと思います。

もう一度思い出して
令和2年8月3日)

 

ついに新型コロナ感染拡大が止まらなくなってきました。

まあ、拡大の重大局面にありながらご旅行を推奨するなど、おかしな政策の責任も大きいと思いますが、拡大したものは仕方がない。

個人的には拡大初期に1週間だけ自粛期間をと期限を区切って小分けにできないものかと思いますが、いわゆる「専門家」たちは「当面の間」という言葉を使い、これではだれも従わないだろうなとがっかりしています。

クリニックにもコロナを疑われて悲しい思いをしておこしになる方も出てきました。

積極的に検査していますが、現時点で陽性のお子さんは出ていません。

第1波の時にも思ったのですが、もちろん感染は早く見つけたほうがいい、指定感染症第2類ですから感染者は隔離が必要です。

でも、でもですよ、人間関係はその先も続きます。

感染したことを差別されたと相手がとるような言動はいかがなものかと思います。

どんなに注意していても感染は起こります。これは単に「運」でしかありません。

その人がうかつな行動をとったり、飲み歩いたりして感染するばかりではないのです。

そしてその「運」の悪さは誰にでも起こりえます。

今日自分が差別したあと、明日差別されるのは自分かもしれません。

憎き相手はウイルスです。私は小さな子供たちに醜い大人の姿を見られることを本当に懸念しています。

親が差別をしている姿を見れば、子供はそれが正しいことと認識します。

差別されているのをみれば劣等感が埋め込まれます。

どうか、どうか、このたかが1〜2年の事件で子供たちの将来を変えてしまうことのないよう、大人たちは気を付けて気を付けていきましょう。

東京差別
令和2年7月27日)

新型コロナウイルスが全国で増えてきている中、なぜか東京だけが危ないと差別を受けています。一時おさまっていたマスコミもまた「危ないぞキャンペーン」を始めたようですね。

そんな中お盆の時期、地方にご実家のある方は帰省されたい方も多くいらっしゃると思います。

里帰り分娩や、今年帰省されなきゃいけない事情の方など、理由は様々だとおもいます。

でも、「東京」というだけで差別され、帰省ができないってどうなんでしょう?

東村山では20日までに感染者は27人。少しずつ出ているとはいえ、流行とは言えない数字です。

一つの選択肢としてですが、お盆前にPCR検査を受けて帰省されるという方法もあります。

しかし、PCRは高い検査のため自費で当院では25,000円かかります。

抗体検査は不確実な要素がありますが4,000円でできるため、この時期ご希望の方が増えてきています。

いずれも100%のものではありませんが、せめてもの証明として受けられてみるのも一つの手段かと思います。

*当院では原則として大人の方の新型コロナ疑いの方は診察しておりません。

感染疑い(少しでも症状のある方)は無料の検査となりますが、お子様のみとなります。また、検査機関ではありませんので検査目的の受診も固くお断りいたしております。

あくまでもかかりつけでその状態をはじめから(救急を除く)当院で診察させていただいている方が対象です。

**自費検査は受けておりますが、キット数に限りがありますのであらかじめご連絡ください。

信用ならない政治家たち
令和2年7月20日)

私は医師なので、あまり政治家に意見はしたくない。でも、さすがにこの頃の体たらくは目に余る感じだと思っている。

と、いうわけで、今回はやや重めの話を。

先日麻生さんがまた妙なことを言い出した。

感染症の緊急事態に備えられるように憲法改正をという。

いやいや、あなた方は前々から日本が戦争に参加できる国になるよう憲法改正をと言ってきたのではないか。

しかも、「改正」とな?戦争をするのが正しいことというのは誰の考えなのだろうか?

日本においてアメリカのCDCのように政治家よりも権力を持つ感染症対策チームは確かに必要だと今回のことで誰もが思い知っただろう。

でも、憲法を変えなくてもCDCは作れるはずだ。

どうせまた、CDCと軍事のことをカップリングしてCDCに賛成する人は戦争参加に賛成になければならない構図を作るつもりなんだろう。

第二波が懸念される中、新宿でクラスターが多発した2週間前。

そこで休業要請をしなかったために現在の広がりになった。すでに感染は全国に飛び火した。

するとGOTOキャンペーンは東京除外でという。いやいや、東京除外しても飛び火後に火元だけ消しても鎮火しないでしょう。

重症者の治療をしているとき、このような後手後手のやり方では確実に助けられないと医師は肌で知っている。

常に先を予想して先手先手を打って「次の悪いことを起こさせない」ことをしているからこそ当たり前のようによくなっていってくれる。

患者さんやご家族から見える治療は、その裏にその10倍ほどもある医師の危機管理の表面に過ぎないと思う。

だからこそ、医師にはそれ相応の考える能力や学力が求められているのだと思っている。

実際、医学部に入ってからの勉強量は、受験時などと比べ物にならないほど増える。

医学部に入るのが難しいのではなく、本当は入ってからのほうが難しいのだ。

でも、政治家の方々にはその秀でた能力を感じられない。

もともと、彼らは国家試験など能力をテストされて資格を持っている人たちではない。

医学に関しても、多くの国民の方と知識量は変わらないだろう。その人たちがウイルスを抑えようとしてもできるはずがない。

CDCは感染症のプロ集団である。

対策が成功するかしないかはともかくとして、少なくとも医師から見てもピンとくる対策をしてくれることと思う。

感染対策を政治家に任せてはだめだと誰もが感じていることを政治家の方々は感じ取ってほしい。

そして、このどさくさ紛れに憲法改正などとこっそり国民をだましてやりたいことを進めてしまおうと考える姑息な大物政治家ども!

国民第一に考えられなくなった今、あなた方にふさわしいのは引退である。

オンライン診療
令和2年7月13日)

新型コロナの影響もあってオンライン診療を政府が推し進めていますね。

んー、まあ、家に居ながらにして診察が受けられるのは確かに便利だし、買い物さえもドキドキして出ていた時期にいつもの薬や保湿剤にために病院に来られるのは確かにおかしい気がする・・。

でも、一方で特に小児科の診療は見たり、聞いたり、感じたりする部分が大きい気がしてならないです。

いつもよくしゃべる子が黙っていたら、やっぱり何かおかしい。苦しいのか、だるいのか。

でも、いつも緊張して黙っている子が黙っていても、それはいつものこと。

はたから見ればたわいもない子供との会話やあいさつに実は大事な情報がたくさんあるものです。

オンラインでこれをやるとなると、さて、どうしたものか。

少なくとも顔色はわかりにくいだろうし、元気なのかどうか、とても分かりにくくなるでしょう。

本人がしゃべってくれない子供さんを相手にしたとき、情報はどうしても親御さんだよりになってしまいます。

心配性な親御さんは症状を重そうにお話になるでしょうし、楽天家の親御さんはその逆になるでしょう。

っぱり小児科はオンラインには向いていないのではないかとどうしても思ってしまう。

政治家の方々から見れば、医師の仕事なんてお話を聞いて形ばかりの診察をして、と思われるのかもしれませんが、もしそうなら医師に経験はいりません。

でも、実際は知識よりは経験が大事になるのが医師の仕事です。

いつもの薬や保湿剤だけならそれでもオンラインは有用かもしれませんけど、具合が悪いほどお会いしなくてはわからないのです。

具合の悪い方をお連れいただくのは、本当に恐縮ですが、医師が全力で判断するためにお子様に会わせてください。

5分あれば今の状態の大体の把握ができると思います。

夢の国開園!!!
令和2年7月6日)

とうとう夢の国が帰ってきてくれましたね。

チケットは争奪の上、子供たちの夏休みが短いためなかなか行くことはかないませんが、ディズニーファンとしては空いていてくれるだけでうれしいです。

でも、その一方でちょっと違和感がありませんか?

毎日の感染者数は徐々に増えていっており、自粛を余儀なくされていた時期と同等の人数が出ているのにそのままって………。

?まあ、予てから言っていたように休業や自粛をもう一度と言われてもきっとできませんから、仕方ありませんが。

その裏で、報道はほとんどされていませんが、クリニックでもPCRができるようにする体制は徐々に整ってきています。

鼻での検査はリスクが大きいため市の医師会として断ったそうです。

そこで、唾液の検査に限り、クリニックで行えるよう申請中です。今しばらくお待ちください。

もう一つ、これは持論でしかありませんが、毎年流行するインフルエンザに照らし合わせると、時期が来ればコロナもいなくなるのかもとも思います。

インフルエンザにも昔新型と言われた暑さに強いタイプもいます。

それなのに、人口の7割も感染していないのに必ず時期が来れば消えていきます。もしくは強いウイルスではなくなります。

実に不思議ですが、自然界での取り決めのように去っていくのです。

もしコロナがこの取り決めに従うウイルスであれば夏はいなくなるか弱毒化する可能性が高いと思います。

できれば弱毒なうちに免疫がつけばありがたいですが、時期が来るとまた流行するかもしれません。

何度も申しますが、今のうちです。

今のうちに危機管理をしておかないと(つまりは検査体制の拡充、薬の臨床治験、承認)また流行してからではパニックになります。

今どこまでできるかが政治家の真の力量だと思います。

日本の政治家の方々、気を緩めず、ありがたくいただけたわずかなインターバルのうちに最大限の努力をお願いいたします。

2020年上半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

2019年上半期の院長コラムはこちらからご覧ください。

2019年下半期の院長コラムはこちらからご覧ください。


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